旅立ちの1週間前のことであった。
「どこかに行きたい!」
ただ、時間はそんなにないので1泊2日になる。午前中は予定があって、午後はヘアサロンを予約していたので移動開始はそのあとから。そんな時間的な制約の中で関東から行けそうな、そこそこ遠くて、まだ観光に訪れたことがない場所ということでパッと思いついたのが名古屋だった。
仕事では何度も行ったことがある名古屋だけど、思えば観光では行ったことがないなと。仕事で行って、帰りに駅の近くで味噌カツを食べて帰るなんてことが多くて、ちゃんと名古屋の街を見たことがないし、名古屋城だって行ったことがない。これは行かないとダメだろう。
というわけで、じゃらんで駅近の宿を取ってスマートEXで切符を購入。あとはモバイルSuicaが入っているApple Watchをつけていけばいいだけの状態にした。行くまでのあいだにざっとネットで予習をして当日を迎える。そんなにしっかり調べられたわけではないけど、なんとかなるだろうということで、出たとこ勝負でいくことにした。
午前中に用事を済ませて16時から予約していたヘアサロンでカットしてもらう。東京駅に向かい、少しだけ時間があったので空いていた千疋屋に入って時間をつぶす。時間が来たら新幹線ホームに向かい、折り返しの掃除が終わった車両に乗車。グリーン車にしたので空いている。




ホームの売店で購入してきた2段重ねの山と書かれた弁当を食べ、食後はグリーン車のモバイルオーダーサービスでホットコーヒーと東海道・山陽新幹線限定チップスターを注文。名古屋まで揺られた。
スカイプロムナードからの夜景

駅を出てすぐのところにあるミッドランドスクエアの最上階にあるのがスカイプロムナード。屋根がなくて風を感じながら景色を楽しむことができるということで向かった。夜景は好きなので、これは行っておかないといけないと思っていた。入場料は1,000円。
46階まで上がっていくと見えてくるのが絶景である。名古屋の街を360度見渡すことができる。しかも、ガラス側には照明が当たらないようになっているので、窓の反射もなく夜景を楽しむことができる。
営業時間も遅くまでやっているので、名古屋の街の夜景を楽しみたいなら行くべき施設である。ただし、この時期寒い!
夜の街歩き
高いところから夜景を楽しんだあとは少し街歩き。とはいっても、夜遅くなのでライトアップを楽しめればいいかなと思い駅前から名古屋城まで歩く。Googleマップで軽くみていけるかなと思って歩いてみたけど、意外に遠くてびっくりした。
名古屋城の中には入ることができないので、遠くからライトアップを見てから名城線に乗って久屋大通に向かい、中部電力 MIRAI TOWERのライトアップを楽しむ。もう少し早い時間帯であれば展望室に入れたようだけど、この日は地元で予定を済ませて、さらに都内でヘアサロンに行ったあとに新幹線に乗ったので、どうしても遅い時間になって入ることはできなかった。


ただ、ライトアップはきれいで水面に写る塔も美しく、写真や動画を撮って楽しんだ。
そこから名古屋駅方面に歩いてみたけど、途中でキャッチがすごくて、すぐに駅を検索して伏見駅から地下鉄に乗って名古屋駅に向かった。
名古屋マリオットアソシアホテル
今回の宿泊先は駅近がいいと思って、駅ビルのところにある名古屋マリオットアソシアホテルにじゃらんで予約を入れていた。部屋に入ってみたけど想像よりも狭くて、ドアのところの避難経路のマップを見たら一番小さい部屋に割り当てられたみたいで、部屋に対する印象はガタ落ちになってしまった。

シャワー室の照明がなくてカーテンを閉めると暗かったのと、トイレは掃除自体はされているのだけど、落としきれていない水垢がすごく気になった。
まあ、朝食のビュッフェはおいしかったかな。
名古屋城
名古屋駅から名乗船に乗って名古屋城駅で下車。外に出ると金シャチ横丁宗春ゾーンに出る。歩いて行くと東門に到着。東門から名古屋城の天守閣方面に向かう。人がかなり多かったけど、中に入ってみるとローカルアイドルのライブ会場の設営が行われていて、早めにきてよかったと思った。


天守閣に向かう途中でサムライニンジャショーのアナウンスがあり、それを聞きながら向かっていく。天守閣自体は耐震性が低いため2018年5月からは閉館となっている。天守閣を外から眺めたり、石垣を眺めたりして城をあとにした。
ひつまぶし名古屋備長
金シャチ横丁義直ゾーンにあるひつまぶしのお店に入ることにした。幸い、昼前に行ったので並ばずに入ることができた。店内はカウンター席に案内されたのだけど、椅子にフカフカのカバーがかけられていて、寒さを感じないような配慮がされていて、また座り心地もよかった。

ひつまぶしはいくつか種類があって、いろいろ説明を聞いてせっかく名古屋に旅行に来たのだからと金粉が乗っている金シャチひつまぶし7,650円と赤味噌ラガーというご当地のビールを注文。ビールはなかなか特徴のある味わいでおいしかったし、ひつまぶしはもう最高だった。
メニューの説明と会計を担当してくれた若い男性の店員さんの接客がすごく丁寧で気持ちよく店をあとにすることができた。
中部電力MIRAI TOWER
早めの昼食を終えたあとは名城線で久屋大通へ。中部電力MIRAI TOWERに向かうのだけど、その前に撮影していたiPhone 16 Proのバッテリーが減ってきていたので充電タイム。近くのスタバに入ったのはいいものの、電源がないタイプのスタバだったので、しかたなくiPad Proから充電することにした。iPadはいざというときはiPhone用のモバイルバッテリーにもなるのだ。
充電と休憩をしてからタワーへ。入場料のチケットを購入して展望室に向かう。展望室はさらにスカイバルコニーに続く階段があり、そこから名古屋の景色を見ることができる。スカイプロムナードでは夜景を楽しんだが、こちらでは昼の名古屋の街並みを見渡すことができた。

元々テレビ塔として建てられたこのタワーは、早稲田大学の内藤多仲博士の設計による日本初の集約電波塔で、彼はさっぽろテレビ塔や東京タワーも設計している。アナログ放送終了とともに電波塔から観光用のタワーとしてその役割を変えて生きている。全国のタワーで初めて重要文化財に指定されている。
名古屋港



タワーをあとにして行ったのは海である。名港線に乗って名古屋港へ行き、名古屋港ポートビルと南極観測船ふじに入った。名古屋港駅を出て海側に歩いて行くと見えてくるのが名古屋港ポートビルである。高さ63メートルで帆船をイメージして作られたというこの建物には展望室のほか、名古屋海洋博物館もある。名古屋港ポートビルに向かって歩いているとオレンジ色の船が目に入ってくるが、この船が南極観測船ふじである。


南極観測船富士は1965年から18年間活躍した2代目の南極観測船だそうで、日本初の砕氷船である。マネキンを使った乗組員によって当時の船内の再現が展示されているほか、昭和基地に物資を運んだヘリコプターも展示されている。
熱田神宮

夜も更けて帰りの新幹線の時間も迫ってきていた。最後に行ってみたかったところは熱田神宮である。草薙剣を祀っているところでもある。帰る前に旅が無事に終えることができることに感謝をしつつお参りをした。
正直、もう少し早めの時間にきたかったが、次はお昼の時間帯に参拝したいと思う。
おわりに
帰りの新幹線もグリーン車に乗り、駅で買った唐揚げ弁当を食べて帰路に着く。弾丸旅行だった割にはいろいろなところを回ることができたなという感じだ。旅は計画して行くのも楽しいけど、行き当たりばったりというか出たとこ勝負というか、無計画にいろいろ回ってみるのも楽しいものである。実は少しだけネットで予習はしていたけど、あまり深くは調べていなかったので、いろいろ新鮮な気持ちで見ることができた。
愛知県は名古屋だけを回ったけど、次に来ることがあったらもっと別の場所まで足を伸ばしてみたいなと思った。





