父が要介護認定を受けて老人ホームに入居してから9ヶ月ほどが経った。老人ホーム入居は9月の終わり頃だが、要介護認定は申込日まで遡って適用が可能なので、申し込んだ8月1日から有効で父の場合は1年間の今年の7月31日までとなっている。そのため、市役所から要介護・要支援認定更新のお知らせが届いた。
新規申し込みのときは申込日まで遡れたけど、更新のときは有効期間終了日の30日前までに書類を提出する必要があるようだ。申請から認定まで1ヶ月以上かかる場合があるので早めに出すようにとのことだ。
必要な書類は次の通り。
書類 | 本人申請 | 家族代理申請 |
---|---|---|
1. 要介護・要支援更新認定申請書 | 必要 | 必要 |
2. 主治医意見書予診票 | 必要 | 必要 |
3. 介護保険被保険者証 | 必要 | 必要 |
4. 医療保険被保険者証(健康保険証) | 必要 | 必要 |
5. 被保険者本人の個人番号(マイナンバー)確認書類 | 必要 | 必要 次のいづれか ・ 個人番号カード ・ 通知カード ・住民票の写し(個人番号付き) |
6. 本人確認書類 | 必要 | 必要(家族のもの) |
7. 申請委任(代理権)確認書類 | – | 次のいずれか ・ 委任状 ・ 介護保険被保険者証または 医療保険被保険者証の原本(被保険者本人のもの) 法定代理人の場合は戸籍謄本等 |
書類の1番と2番は一緒に入っている。用意するのは3番から6番。家族の場合は7番も。郵送の場合は4番、5番、6番は写しを添付。
6番の本人確認書類で1点でいいものと2点必要なものがある。1点でいいものは個人番号カード、運転免許証、運転経歴証明書、身体障害者手帳。2点必要なものは介護保険被保険者証、介護保険負担割合証、医療保険被保険者証、年金手帳。
こうして見てみると、かなり必要なものがある。要介護認定を受けている人で本人が申請できる場合って少ないんじゃないかなと思うので、大体が家族が代理で申請することになると思うんだけど、平日が仕事の場合は休みを取って役所に赴かないといけない。ちょっと面倒なんだけど、地域包括支援センターやケアマネージャーが代行することが可能となっている。しかも、ケアマネージャーなどが代行する場合は5番、6番、7番の書類は不要だ。
そもそも介護保険被保険者証や医療保険被保険者証(健康保険証)なんて施設に預けているので、手元にないため施設で代行してくれないか聞いてみるのが一番なのだ。
代行可能か連絡すると、すぐに回答があって施設のケアマネージャー(介護支援専門員)から「本日、市役所にて手続きを行う」旨の連絡があった。対応の早さに助けられる。しかも、市役所のウェブサイトに申請用紙の様式がすべてあり、ダウンロード可能なので、市役所から送られてきた書類を転送しなくても手続きをしてくれた。
こういうのは専門家に任せたほうが失敗がないので、もし介護施設などに預けている場合は、そこで更新申請の代行をやってくれるかを確認したほうがいい。主治医意見書予診票なんて、つねにそばにいないと書けないこともあるので、施設に任せられるなら任せてしまったほうがいい。
こういうのってサブスクみたいに自動更新じゃないので面倒なところがあるけど、更新しなければ支援は受けることができなくなり、介護にかかる費用は全額負担になってしまうので注意が必要なところ。もうちょっと手続きが楽になるといいなと思うのであった。