自分の中で年末の恒例となっている仕事納めのあとのグルメ納めは駒形どぜうに行ってきた。ここはどじょうを食べさせる店で、創業は1801年。歴史のあるところだ。
どぜうの名前も元々は「どぢやう」と書くけど4文字だと縁起が悪いと奇数文字で看板を書いたところ、繁盛して他の店も真似たという記述がある。
仮名遣いでは「どじょう」。もともとは「どぢやう」もしくは「どじやう」と書くのが正しい表記です。 それを「どぜう」としたのは初代越後屋助七の発案です。
歴史|駒形どぜう
以前、柳川定食を食べたところだ。
今回はどじょうを割下で煮た「なべ定食」を頼んだ。なべ定食はどじょうの鍋と味噌田楽、味噌汁とご飯、お新香がついている。
日本酒をいただきながら、鍋に舌鼓を打つ。駒形どぜうの広々とした座敷の中で、江戸情緒を感じながらどじょうを味わう。
どじょうは柔らかく煮込まれており、崩れないように注意しながら箸で取る。小皿に入れて、好みに合わせて山椒か七味唐辛子をかけるが、ぼくはそのままいくのが好みだ。
口に入れると土壌の身がホロリと崩れ、煮込んだ割下の味わいが口に広がる。上に乗せたネギを一緒に口に含んで味わう。ネギはおかわり自由。
ご飯はお櫃に2杯分。味噌汁は濃いめのどじょう汁。味噌田楽となべでお酒をいただき、ときどき味噌汁。最後にご飯となべとお新香と。
おいしい食事で締めくくり、来年もまたおいしい生活ができればと願いながら。