自炊を続けるコツ モチベーションを維持するために

昨年の12月末にホットクックを買って、冬休みのあいだに自炊にチャレンジした。自炊を続けて1月が終わり、2月に入ったが、幸いにも自炊の習慣は続いている。自炊をするようになって、自分で包丁を使って野菜を切ったり、ご飯を炊いたりなど大変になったことはあるけど、うまく続けることができている。

1ヶ月ちょっと続けてきて、自炊を続けるコツというのが大体わかってきた。自炊を始めたけど大変でやめてしまったという人もいるかもしれないので、自分なりにやってきてわかった続けるための方法を紹介したい。

まずは1品

自炊というのは意外に大変だ。まずは何を作るのかを決めるところから始まる。作るものを決めたら買い出しだ。必要な材料をメモして買い出しに出かける。スーパーに行って食材を買ってきたら、ようやく調理が始まる。作ったあとは後片付け。調理器具や食器を洗い、乾燥させたり乾拭きしたり。調理したシンクも汚れを落とす。自炊といっても料理だけではない。作ること以外にやることがある。

だから、自炊を始めたばかりの頃は、自炊に慣れることを優先させたほうがいい。自炊を慣らすために簡単にできることから始めるのだ。

自炊を始めたばかりでは何品も作るのは難しい。慣れないから大変だし、大変だから自炊をするのが億劫になる。億劫になるから自炊をやめてしまう。だから、億劫にならないように、まずは1品から始めよう。

1品を作るだけなら続けることができる。

自炊を始めたばかりなんだから、当然、自炊レベルは1に決まっている。レベル1の勇者がいきなり魔王を倒しに出かけるのは無謀なのだ。まずは近場で弱い敵を倒しまくってレベル上げをする必要がある。

いきなり難しい料理を何品もなんていうのはまさにこれ。だから、レベル1ならレベル1らしく、1品だけ簡単にできるものを作る。そうやってレベル2を目指していけばいいのだ。

便利家電を手に入れろ

強敵にヒノキの棒だけで挑むのは賢い選択ではない。そんなマニアックなプレイはクリアしてからでもいいのだ。だから、武器はちゃんとしたものを手に入れたい。そして、お金に余裕があるなら便利家電を手に入れよう。ぼくの場合、ホットクックを手に入れた。

便利家電を手に入れれば、難しい部分は便利家電がやってくれる。ホットクックの場合、加熱する時間、温度、混ぜるタイミング、そういう初心者では手探りでやって失敗しやすい部分をすべて担当してくれる。レベル1の勇者が、勇者の剣で無双できるのだ。

もしホットクックがなければ、自分で煮て火加減を調節しなければならない。例えば、弱火といっても、どれぐらいが弱火なのかがわからない。中火はどれぐらいを中火というのかわからない。強火はとりあえず出力を最強にすればいいのか?

そういったわからない部分をホットクックが担当してくれる。つねに混ぜ続けていなければいけないのか、あるていど煮えたら混ぜなければいけないのか、定期的に混ぜなければいけないのか。それもホットクックがやってくれる。どれくらい煮ればいいのか。10分なのか20分なのか。あるいは1時間は煮込まないといけないのか。

便利家電であるホットクックがあれば、難しいことをお任せできる。だから、料理初心者のレベル1でもちゃんとした料理を作ることができる。

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お惣菜を活用

レベル1だから1品しか作れない。ほかのおかずはどうすればいい?

お惣菜を活用しよう。

いいじゃない、お惣菜。スーパーのお惣菜、ちょっと豪勢にデパ地下のお惣菜。悪くないよ。だって、レベル1なんだから、すべてを作るのは無理。作れない部分はプロが作ったものを活用する。プロが作っているのだからおいしいに決まってる。おいしい料理はモチベーションを上げる。

ひとつでも作っていれば自炊感は出るから、なんだかていねいな生活を送っている感じになってくる。コツはお惣菜を買ってきたらパックのまま食べない。ちゃんとお皿に移してから食べよう。ほら、ちゃんとした食事をしている感じになるでしょ。

自炊という冒険に勇者ひとりで挑むよりも、酒場で仲間を連れていったほうがいい。できないことを肩代わりしてくれる。勇者が剣を奮って、魔法で攻撃して、回復魔法も使ったら疲れちゃう。魔法攻撃はプロの魔法使いに、回復魔法はプロの僧侶にお任せ。

まずは1品、あとはプロにお任せ。だから、お惣菜を活用しよう。自炊という冒険が楽になること請け合いだ。

冷凍食品を活用

冷凍食品だって侮れない。冷凍食品というとおいしくないというイメージがつきまとうかもしれないけど、最近の冷凍食品はうまい!

冷凍商品が活躍するのはお弁当。仕事に持っていくお弁当を作るとき、当然ながらレベル1だから何品も作れない。1品を作ってお弁当に入れる。あとは冷凍食品を電子レンジで温めて詰める。これだけでお弁当らしくなるのだ。

お弁当を会社に持っていくと、同僚の若い女性から「あら、お弁当男子だ」なんて言われる。そこそこのおっさんなのに。決して「男子」ではないのに。

冷凍食品だと肉ばかりになるなんていう印象がぼくにもあった。でも、実際に冷凍食品売り場に行ってみると、ほうれん草や切干大根、きんぴらごぼうなど野菜も豊富にある。肉ばかりが気になるなら豆腐ハンバーグもある。種類が豊富だから、栄養バランスを考えてお弁当を詰めることが可能だ。

もちろん、すべてを作ることができればそれに越したことはない。でも、料理初心者でレベル1なんだから無理をしてはいけない。レベル1の勇者なんだから、薬草や毒消草もうまく使い戦いに勝てばいいのだ。

ご飯を炊こう

見出しに「ご飯を炊こう」としながらこんなことを言うのもなんだけど、まずはパックご飯を活用する方向で問題はない。パックごはんは出たばかりの頃は、ああ、残念な味だねという感じだったけど、最近のパックご飯は改善されていてちゃんとおいしい。

レベル1はまず1品が基本だからパックご飯で大丈夫だ。あと、お弁当を作るときに仕事帰りが遅くてご飯を炊くのが億劫だというときにも活用できる。パックご飯は意外に使えるのだ。

その上で、レベル2を目指すためにご飯を炊くことにチャレンジしよう。

ぼくの場合、ひとり分だからご飯釜を使うのは大げさと考えて、ひとり用の土鍋を買うことにした。ハリオの土鍋で蓋の部分がガラスになっているから中のようすが見える。それに、火を止めるタイミングをホイッスルで教えてくれる。沸騰して泡立ってきたら上から蒸気が出てホイッスルを鳴らすという仕組みだ。火を止めて15分蒸らせばできあがり。うまい!

ご飯を炊くと自炊している感が向上する。ご飯だって炊いているんだと自信が持てて、自炊を続けるモチベーションにもなる。だって、ご飯は主食だから。主食を自分で作ることができるってすごいことだ。

レベル1でまず1品、レベル2で主食のご飯にチャレンジ。

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サボってもいいんだよ

自炊って意外に大変。毎日のことだし、お弁当を作るとなると夜のうちに米を研いで水につけて寝かせる。早起きして土鍋の火をつけて、できあがったら蒸らす時間も必要。そのあいだにほかのおかずも用意して、必要なら冷凍食品を電子レンジで温めて、お弁当箱に詰める。

弁当を詰め終えたら調理器具や土鍋を洗って、それから出かけるための朝の準備。お弁当を持っていくためには、朝やることが多い。

帰ってきたらお弁当箱を洗って、また次の日のためのご飯を準備。自炊をしていなかった頃と比べて寝る時間も減るし、慣れないと早起きして朝がつらい。あくびなんてしょっちゅう。

だから、サボってもいいんだよ。

毎日やる必要はない。例えば、週の真ん中である水曜日は外食にしようとか、金曜日は外食にしようとか適度にサボってしまおう。完璧主義は継続の敵だ。

上の例で、水曜日と金曜日を外食にしたって、3日間は自炊のお弁当を食べて、帰ってから夕食を食べる。それだけでもすごいことなのだ。大きな進歩であり、新たな一歩なのだ。

この大切な一歩を億劫になったとか大変で疲れたからというだけで、続けるのをやめるのはもったいない。だったら適度にサボって長く続けたほうがいい。継続は力なり。サボっても続けていればレベルは上がる。遊び人だってレベル20で賢者になれるのだ。

おわりに

飽きっぽいぼくが1ヶ月以上も自炊を続けられたのは、自分にできることを把握して無理なくこなし、適度にサボっているからだ。長期継続を最優先にして、1日2日は目をつぶる。そうやって続けてくることができた。

1月の中頃、お腹周りが少し減ったなと思って体重を測ってみたら3キロも減っていた。食生活を整えるだけで、ダイエットだってできるのだ。いい気になって部屋で筋トレをしたり、仕事帰りに1駅2駅歩いたりしている。自炊を始めたことで、体の調子がよくなって、さらによくしようと運動も初めてしまう。

このようにプラスのことが起こってくるとモチベーションも上がる。もっと自炊を続けていこうとか運動を続けていこうという気になる。ひとつのことを続けることでいろいろなプラス面が動き出すのは思いもよらない結果だった。

自炊を考えているなら、まずは簡単な1品から。

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