書籍は定価販売が原則となっているが、電子書籍の場合はそうではない。紙の本よりも安く販売ができる。AmazonではKindle版の電子書籍を購入できるが、もともと紙の本よりも少し安い価格が設定されている。また、頻繁にセールを行っており、50%オフなどで購入することも可能だ。
紙の質感が好きな人は紙の本というこだわりがあるのだろうが、とにかく多くの本を読みたい人にとって、この価格差は魅力的だ。自分が電子書籍を購入し始めて、いままで買い続けてきた本で差額がどれだけあったのかを調べてみた。
Amazonの購入履歴をあさり、電子書籍の履歴の一覧を作成。購入金額と紙の本の場合の金額を調べて比較してみた。紙の本の価格は、Amazonで販売が継続されているものに関してはその価格を参照。Amazonのマーケットプレイスでしか販売されていないもの、あるいは販売すらされていないものはISBNをもとに国立国会図書館サーチで検索して価格を調べた。
Kindle版金額合計 | ¥485,248 |
紙の本の定価合計 | ¥947,075 |
購入冊数 | 1,070冊 |
差額金額 | ¥461,827 |
1冊あたりの差額 | ¥431.61 |
上の表が集計結果だ。2014年から2019年2月10日までの集計となる。初めて購入した電子書籍は『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1 』である。なお、2019年に入って最初に購入した電子書籍は『異世界のトイレで大をする。 1』だ。
だいたい1,000冊ちょっとで46万円ぐらいの差が出ている。電子インクが搭載されたKindle端末の最上位版である「Kindle Oasis 32GB 広告なし Wi-Fi+無料3G版」が40,980円なので、それを購入してもあっという間に元が取れてしまう。スマートフォンやタブレットのアプリを利用するなら無料だ。
これは購入した分の差額だけなので、Kindle Unlimitedで読んだ本を加えるとさらに差が大きくなる。
もちろん、読書体験や本の所有欲を単純な価格比較で比べるのは簡単ではないと思うが、電子書籍を導入するかどうか迷っているのであれば、ひとつの考え方として参考にしてもらえば幸いである。
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