旅行系動画などで地図を簡単に作って挿入できたら、よりプロっぽい動画にすることができるのではないか。旅が好きなブロガー(でありVlogerである)としは、ぜひにも取り入れたい演出である。ただ、あまり手間はかけたくないし、お金もかけたくない。そんな要望に応えてくれるアプリがGoogleから出ている。
Google Earth Studioというウェブベースのアプリだ。使えるブラウザーはパソコン版のChromeとなっている。記事執筆時点ではプレビュー版をリクエストして承認を受ける必要があるのだけど、ぼくの場合は登録したらすぐに次のページでリクエストが承認されたというページが表示されて、すぐに使えるようになった。
YouTubeのGoogle Earthのチャンネルに上がっているチュートリアル動画で軽く使い方を予習して動画作成にとりかかる。承認されて使えるようになったら「earth.google.com/studio」にアクセスすると、ブラウザー上でアニメーションを作ることができるアプリのスタート画面が表示される。「空のプロジェクト」と「プロジェクトを開く」というボタンがあるので、「空のプロジェクト」を選択する。
ちなみに「空のプロジェクト」の下三角からは「クイックスタート」を選べる。クイックスタートはアニメーションのテンプレートになっているので、簡単にアニメーションを作りたい場合は便利だ。クイックスタートのテンプレートには「ズーム」「軌道」「地点間」「スパイラル」「ジャンプと軌道」から選べる。
空のプロジェクトを選ぶとプロジェクトの名前をつけて、動画のサイズと時間をフレームで指定する。フレームはフレームレートを指定して、何フレーム分のアニメーションを作るかを指定する。例えば、フレームレートを60に設定して10秒間のアニメーションを作る場合は600フレームとなる。他には世界を指定できて「地球」「月」「火星」を選べる。設定を選んだら「開始」ボタンで次の画面にいく。
編集画面は一般的な動画編集アプリにあるように上にプレビュー画面、下にタイムラインが表示されて、タイムライン上に緯度、経度、標高、カメラのパン、傾斜などを指定できるようになっている。タイムラインで指定できる属性は「カメラの位置」「カメラの回転」がデフォルトで表示されていて、「属性の追加」ボタンから「カメラ ターゲット」「ビューのフィールド」「時刻」「雲」「海洋オーバーレイ」「建物の3D表示」「ロール」を追加できる。
場所は左上の虫眼鏡のアイコンがある場所から検索が可能だ。場所を指定してキーフレームを打って次の場所でキーフレームを打つ、キーフレームを選択してメニューバーのアニメーションからイージングを指定したり、イージングのグラフを調整したりは他の動画編集アプリと同じ感じで使えるので、動画編集を経験している人なら迷わずに操作できるだろう。
レンダリングボタンでアニメーションを書き出せる。書き出しはローカルコンピューターにJPEGファイルでフレーム数分のファイルを書き出すか、CloudレンダリングでMP4で書き出すかを選べる。Cloudレンダリングは1日あたりの上限があったり、ファイルの保存期間が決まっているので、JPEGで書き出す「画像シーケンス」で書き出して、Adobe After Effectsなどで1本の動画にすることになる。
作成したアニメーションを動画に挿入して、旅先の移動を演出したり、空撮のような映像を作ったりできる。ブラウザー上で操作するアプリなのでインストールすることもないし、画像サイズやフレームレートを自由に設定できるので、4K60fpsのアニメーションも書き出せて、iPhoneで撮影した動画に合わせて作ることができる。
ドローンで撮影したような絵を作ったり、鳥になって気分で3Dの建物の間を飛び回る絵を作ったりできるので、なかなか遊べそうなウェブアプリである。





