MacBook Pro 2018は、キーボードやトラックパッドを押すだけでも電源が起動できるように仕様変更されている。キーボードを掃除したいとき、電源を落として掃除をするというわけにはいかなくなった。
MacBook Pro (2018) および MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018) は、キーボードのキーを押したりトラックパッドを押したりしても電源が入ります。
キーボードを掃除するには、キーを押しても反応しないようにする必要がある。そのためのアプリを紹介したい。
KeyboardCleanTool
KeyboardCleanToolは、キーとTouch Barを無効にするアプリ。アプリを起動後、[Click to start cleaning mode / lock the keyboard!] ボタンをクリックすることで、キーボードとTouch Barを無効にしてくれる。

最初に実行したとき、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」の「アクセシビリティ」でアプリにコンピューターの制御を許可するよう求められる。指示通りにして行けば設定は完了。
試してみたところ、キーボードは無効にできたが、Touch Barで一部動作する部分がある。動かない機能もあるので、効いていないわけではないようだ。
アプリは作者のツイートにあるリンクからダウンロードできる。
Just found my old KeyboardCleanTool code and updated it to also block any TouchBar input when cleaning mode is active: https://t.co/O03jT40e4F pic.twitter.com/TZWylqJFIC
— Andreas Hegenberg (@folivora_ai) 2018年2月21日
Keyboard Cleaner
Keyboard Cleanerはキーボードだけでなく、トラックパッドも無効にしてくれ、画面も黒くしてくれる。キーボード、トラックパッドと画面の掃除もできるアプリだ。画面が黒くなるので埃が見やすい。ただ、Touch Barは無効にならない。アプリを起動したら、いきなり黒い画面に覆われる。終らせるときは Command + Q キー。
試したところ、キーボードを拭いているときに通知音の「Funk」がなるので、恐らくキーボードそのものを無効にしているわけではなく、ただ画面で黒く覆って入力を受け付けないようにしているだけのように思える。Touch Barは無効化されないので、しっかりと反応する。
終わりに
KeyboardCleanToolにしてもKeyboard Cleanerにしても、Touch Barは動作してしまう。KeyboardCleanToolのほうがTouch Barの実行をある程度は防いでくれるので、被害は少ない。トラックパッドを掃除するためにはKeyboard Cleanerが必要だ。
つまり、どちらのアプリもダウンロードしておき、併用するのがいまのところ一番賢い選択のようだ。