IIJmioから新しいプランであるギガプランが2021年4月1日からスタートした。既存会員は4月中に申し込めば、5月からギガプランを利用できるようになっていた。そのギガプランで2021年6月1日からデータ容量のシェアができるようになった。
データ容量シェアは同一契約内にある複数の回線でデータ容量をシェアできる機能だ。データシェアすれば、複数の回線でデータを分け合うことができるので、あまり使わない回線で余っていたデータをよく使う回線に回すことができる。
データ容量シェア機能と同時にデータ容量移行(プレゼント)機能もリリースされた。これは、データ容量が不足している回線に10MB単位でデータをあげることができる機能で、先のデータ容量シェア機能で回線のシェアを解除するときに、解除した回線にデータを渡すときにも使える。
データ容量シェア設定
早速ながらデータ容量シェア機能を設定してみた。ざっくりとした設定の手順としては以下の手順となる。
- グループを作成
- グループに回線を割り当てる
まずはデータ容量をシェアするためのグループを作って、そのグループにどの回線が含まれるのかを設定する。データ容量は同じグループ内でシェアできる仕組みだ。グループは10個まで作ることができる。
詳しい手順を見ていてみよう。
グループの作成
まずはシェアするためのグループを作成する。
- 会員専用ページにアクセスする。

- 「サービスの各種変更・利用状況照会」より「ギガプラン」を選択する。

- 「データ量」を選択する。

- 「データシェアの確認・編集」を選択する。選択する。

- 「グループの新規作成」を選択する。

- グループ名を入力して「グループを作成・編集する」を選択する。

- データシェアの確認・編集に戻る。

グループに回線を追加
グループを作成すると、グループだけがあって回線が割りあたっていない状態になる。このグループにどの回線を含めるかを選択していく。
- 作成したグループで「回線の変更(追加・削除)」を選択する。

- データをシェアする回線を選択する。

- 回線を選択したら「次へ」を選ぶ。

- グループにデータ残量を移す回線を選択する。というか、選択された状態になっているので、もしグループにデータを移行したくない場合はチェックを外す。基本、そのままで。

- 申し込み内容を確認する。

- チェック項目を確認の上チェックして「この内容で設定する」を選択。

- データシェアの確認・編集に戻る。

「データシェアの確認・編集」画面に戻ると、グループ名のところにデータ容量をシェアしている回線の一覧が表示される。

設定が終われば、即時にデータ容量のシェアが行われる。
5Gオプションに関して
データ容量シェア昨日と同時に5Gへ切り替えるオプションも有効にできるようになった。ただし、注意事項がFAQにあるので確認することをお勧めしたい。

FAQ内に以下の記述がある。
5G通信をご利用中は、3G通信はご利用いただけません。
5Gオプションに関するFAQまとめ
5G通信を使っているときは3G通信は使えない。
そして、現状で5Gのエリアはそれほど広くはない。いざというときに電波の悪いところでもなんとか繋がる3Gを切ってまで5Gにするメリットは、いまのところないだろう。
おわりに
データ容量シェア機能が追加されたことにより、IIJmioのギガプランはますます使いやすくなっていく。ひとりでiPhoneやiPadなど複数の端末を運用している場合や、家族であまり使わない人とよく使う人のデータ容量を合算して無駄なく使いたい場合などに有効だ。
5Gオプションに関してはMNO側のエリアの整備次第ということになってくるが、いまのところはOFFのままで問題はなさそうだ。そのうちONにする日が来るのだろう。