Notionというアプリの事例をよく目にするようになってきた。無料版であるPersonal版のブロックの制限数が1000から無制限に変更されてから、使う人が増えてきた印象がある。
タスク管理アプリから乗り換える人、Evernoteから乗り換える人の記事を見かける。なんでもできるので、使うツールを1本化しやすく、他のツールからの移行で情報を一元化して情報の取り扱いをしやすくしたり、移行元がサブスクリプション契約のアプリであれば解約によって安く済ませることもできる。
ぼくもNotionを使い始めて、最初はTap Formsからの乗り換えから始めて、いまではEvernoteからの移行作業を進めている最中だ。もうすでに、ほとんどのノートを移行している。買い物記録やブログのネタ集め、プログラムのコードメモ、メルカリの売り上げ管理などに使い始めている。
本当にいろいろなことに使うことができるNotionだけど、ひとつ最高だなという部分を挙げるとすれば、データベースを作ることができて1レコードがページになってさらにデータベースが作れるところだ。
データベースを作って1レコード作る。通常のデータベースの項目(カラム)はプロパティという形で設定することができる。それ以外にページ欄があり、そのページにデータベースを作ることができる。この形がNotionというアプリを柔軟性にとんだものにしている。
ページ内にデータベースを作れば、その中に関連する情報を集めることができるので、情報がまとめやすくなる。これは他のアプリではなかなか見ない仕様だと思う。
もちろん、あまり階層を増やしすぎると煩雑になるけど、大枠の情報のデータベース内の1レコードの関連情報をまとめるぐらいの2階層にすると、情報管理が捗っていい感じになる。
例えば、家電を管理するデータベースを作って、その中の1レコードの家電情報の中でさらにデータベースを作って取扱説明書や寸法表、クイックスタートガイドなどをまとめておくなどの使い方ができるのだ。
旅行好きなら、行った場所のデータベースを作り、その中の行先の1レコードの中で行った先の写真や名所のパンプレットなどをデータベースにして管理することもできる。
データベースの中のデータベースが情報整理の精度と効率を上げており、Notionを唯一無二のアプリにしている要素である。