Apple Pencilを本気で使いたいなら第2世代に対応しているiPadを買うことをおすすめしたい。

Apple PencilはiPadで使うことができるスタイラスペンで、それぞれ対応するiPadの種類が決まっている。第1世代対応のiPadでは第2世代は使えないし、その逆もまたしかり。だから、Apple Pencilを使いたくてiPadを導入するなら、買う前にどちらのApple Pencilに対応しているかを調べてから購入しなくてはいけない。

Apple Pencilの対応状況は以下の通り。

Apple Pencil第1世代に対応しているiPad。

  • iPad Pro(12.9インチ)(第2世代)
  • iPad Pro(12.9インチ)(第1世代)
  • iPad Pro(10.5インチ)
  • iPad Pro(9.7インチ)
  • iPad Air(第3世代)
  • iPad(第8世代)
  • iPad(第7世代)
  • iPad(第6世代)
  • iPad mini(第5世代)

Apple Pencil第2世代に対応しているiPad。

  • iPad Pro(12.9インチ)(第4世代)
  • iPad Pro(12.9インチ)(第3世代)
  • iPad Pro(11インチ)(第2世代)
  • iPad Pro(11インチ)(第1世代)
  • iPad Air(第4世代)

第1世代と第2世代の違い

Apple Pencilの違いについて細かい部分を見ていけばたくさんあるが、使い勝手に大きく影響する部分といえば充電方式の違いがある。第1世代の場合、ペンの後ろ側にLightningコネクタがついており、キャップを外し、iPadのLightningポートに差し込んで充電する。第2世代の場合は、ワイヤレス充電となっており、iPadの横に磁石でくっつけると充電される。

形の部分では、第1世代はまくる、第2世代は一部に平らな面がある。これは、iPadに磁石でくっつけて充電する面を作るためだと思われる。

機能面では、第2世代でダブルタップによるツールの切り替えに対応しており、デフォルトではペンと消しゴムの切り替えになっている。オフにすることもできるし、カラーパレットの表示や前回使用したツールとの切り替えにすることも可能。

あと価格面で第1世代は税別で10,800円、第2世代は14,500円。文房具であれば、どちらも高級品の価格帯だ。第1世代のほうが対応しているiPadもApple Pencilも低価格となっている。

Apple Pencilとの距離感

Apple Pencilを使うとき、できるだけ手元に近いほうがいい。ちょっとしたメモを取りたい、ふと何か図を描きたい。そんなときにさっと手に取れる位置にある。これはApple Pencilの使用率に大きく影響する。

第1世代の場合、手に取るまでにかなりの手順が必要になる。まず、Apple Pencilのケースから出さなくてはいけない。なぜApple Pencilのケースが出てくるかというと、単体だと小さくてなくす可能性があるから、ペンケースに保存しておく必要がある。付属のLightningアダプタや予備の先端も一緒に保存しておけるケースに入れて持ち歩く。なくしたら10,800円なので、結構な出費になるからだ。

ケースから出したら充電するためにiPadのLightningポートに差し込む。15秒ほど差し込めば30分は使うことができる。バッテリーが残っていればそのまま使えるが、大抵の場合は充電が切れている。充電するにも後ろのキャップを外してLightningコネクタを出す。外したキャップはなくさないように注意しておく必要がある。

充電したらやっと使用開始。ふと思いついたアイデアはすでに頭から消えていたりする。

第2世代の場合はiPadの横にくっついているので外すだけ。しかも、くっついているうちに充電されるので、つねに充電は完璧。さっと手にとって使える。Apple Pencil第2世代は圧倒的に距離感が近いのだ。

ぼくはiPad第6世代も持っているし、iPad Pro 11インチ第2世代も持っている。これらはそれぞれ第1世代、第2世代のApple Pencilに対応している。でも、iPad第6世代を購入したときに一緒に買ったApple Pencilは、最初は物珍しさで使っていたものの、ほとんど使わなくなっていた。iPad Pro 11インチ第2世代とApple Pencilも第2世代を買ってから、Apple Pencilの使用率はかなり上がった。

気合を入れないと使えない第1世代と何気なく手にとっても使える第2世代、普段の簡単なペンを取るという動作だけであるが、何度も繰り返す動作であるがゆえにペンを取るまでの手軽さが大きく影響してくる。

iPadでApple Pencilを本気で活用したいと思うなら、Apple Penci第2世代に対応したiPadを購入することをおすすめしたい。

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