メールが来た。献血をするようにというメールだ。まず、成分献血に関するメールが来た。
400mL献血にご協力いただいた後、8週間後から成分献血が可能になります。
成分献血が初めての方も、すでに経験済みの方も、是非、次回400mL献血の前に成分献血にご協力いただけませんか。
メール「成分献血ご協力のお願い」
成分献血は血小板などのみを取って赤血球は体に戻すので、献血の間隔が短くなる。まずは成分を取って、そのあとで赤血球も取ろうということだろう。
特に献血ルームの近くに行く予定もないしと放置していた。ちょっとした用事があって仕事を休み、外出した日に次のようなメールが来た!
前回は献血にご協力いただきありがとうございました。
本日から400mL献血にご協力いただけます。
メール「献血可能日のお知らせ:本日より献血にご協力いただけます」
本日から!!
なんだろう、この押しの強いメールは。Wikipediaのジミー・ウェールズの寄付のお知らせのような押しの強さは。メールを読んでいくと、年に1回の献血がほとんどで、血液はつねに必要なので、年に複数回の献血をお願いしたいとのことだ。
まあ、献血なんて出かけたついでにやるという人がほとんどだろう。一部の献血好きでない限り、年に1回献血をすればいいほうで、何年かに1回というケースが多いのではないだろうか。ぼくだって、前回の献血は出かけたついでだったし、その前は免許の更新のときに、免許センター併設の献血ルームで受付開始時間を待つためにやっていたぐらいだ。わざわざ献血をしに行こうという目的で出かける人は少ないと思う。
今回、ぼくが献血を受けようと思ったのは、たまたま出かけていたこと、風疹の予防接種を予定しているので、そのあとはしばらく献血をすることはできないので、その前に一度済ませておこうと魔が差したこと。いや、献血は別に悪いことではないんだけどね。
前回と同じ千葉駅の献血ルームに行くことにした。献血ルームに着くと、成分献血と400ml献血のどちらにするかと言われたので、どちらでもかまわないことを伝えたら、血液検査のときに相談することになった。成分の濃さなどもあって、成分献血ができない場合もあるという。
その血液検査のとき、看護師のおばさんは「成分献血だと心電図の取る必要がありますが?」と聞いてきたので、それでもかまわないことを伝えたら、一瞬、めんどくさそうな顔をして「400ml献血にしましょう!」と。そんなことでいいのだろいうか。
ということで、普通に400mlの献血をした。なお、成分献血は成分だけを分離して赤血球を戻す必要があるので、90分ぐらい時間はかかるという。
献血のインターバルは、成分献血の場合は8週間後から献血が可能となるが、400ml献血の場合、男性は12週間後、女性は16週間後になる。

献血後は、お菓子とドリンクを取ってしばらく休憩をしてから献血ルームを出るように言われる。すぐに動くと倒れたりするためだそうだ。最低休憩時間も指定される。そして記念品として「けんけつちゃんメモクリップスタンドをもらった。
さらに今回は10回記念として造形作家「多田美波」作のおちょこグラスをもらった。もう10回にもなるのかと自分でも驚いた。正直、記憶にあるのは8回で、あとの2回はどこでやったのか覚えていない。免許センターで5年ごとにやっていたのが3回、前回の記事分と今回ので2回、高校生のころに3回。
高校生のころのは、学校に献血の車両が来たのでやった。献血を理由に堂々と授業をサボれることと、カロリーメイトとジュースが無料でもらえること。きっかけなんてそんなものだ。ただ、そのころは看護師のおばさんにだいたい女子生徒に間違えられたのでいい思い出はない。当時は中性顔だったのだ。なお、いまは立派なおっさん顔である。
記念品をもらって千葉そごうに入っているAfternoon Teaで休憩していたら、店員さんが献血10回記念品を見て「何回記念ですか?」と尋ねてきたので10回であると答えると、「私、30回目なんです」と。
自分より強い奴に出会った瞬間である。