Apple Watchが返ってきたけど直ってない? 原因は体重設定だった!

Apple Watchでムーブだけが動かなくなったら

前回のあらすじ

Apple Watchのアクティビティーでムーブだけがほとんど反応しなくなった。そこでGenius Barに相談に行くと、故障の可能性があるとのことで、修理センターへ送ることになった。

リペアセンターから返送

アクティビティのムーブだけが反応しない症状が出たので、Apple銀座に持っていき、リペアセンターに送ってもらった。リペアセンターで修理をしてもらって、正常になって返ってくると思っていた。しかし、あまかった⋯⋯。

Apple Watchは、ちゃんとApple Watchのロゴがエンボス加工された白い箱に入って返ってきた。箱を開けると、まるで新品のようにフィルムがまかれた状態でMy Apple Watchが鎮座していた。

返ってきたApple Watchを早速ペアリングして、腕につける。マンションの階段を上ったり下りたり、少し動いたところでアクティビティを見てみると、なんとムーブが反応していない。直っていなかった。

そういえばと思い、Apple Watchが入っていた箱に同梱されている報告書を確認してみると、修理らしきことは特に何もしていないことが書かれていた。

お客様のApple Watchの診断テストが終了しました。お客様の製品は、性能、操作性、機能性において、Appleの仕様通りに動作することが確認されました。

Appleリペアセンター報告書

いや、動作していないんだけど⋯⋯。

なお今回の診断テストは、無償にて実施させていただきました。

Appleリペアセンター報告書

本来は金とるんかい!

ムーブが反応しないのが仕様通りなんだろうか。まさか、そんなことはないよね。でも、報告書を読み直してみると、診断テストしかしていないっぽい。今度はちゃんと再現するかのテストまでやってもらおうと考えて、再びGenius Barの予約を取った。

Genius Barへ

前回はApple Watchと簡単な症状を伝えただけだったので、今回はアクティビティリングの画面キャプチャーも添付できるか聞いてみよう。証拠があれば調べる気になるだろうし、再現テストまでやってもらうようにGenius Barから伝えてもらえば、しっかり調べてもらえるのではないか。

仕事帰りに再びApple銀座に向かう。前回直っていなかったこと、今回は証拠も添付してもらいたいこと、その上で再現テストまでしてもらいたいことを伝えた。Geniusは一度奥に戻って、証拠の添付ができることを確認してくれた。その上で、一度Appleが持つ別のiPhoneで同じ事象が発生するかを確認することになった。

自分のiPhoneとのペアリングを解除し、Apple側の端末に設定する。その上でApple Watchをつけて、Apple銀座の4階から1階まで階段で降りていき、1階を1周回る。階段で2階に行き、再び1周回る。そして階段で4階に戻ってアクティビティを見ると、ムーブがちゃんと反応している!

そうすると、Apple Watchに問題はなく、iPhone側の問題となる。リペアセンターの言い分は正しかったことになる。

iPhoneのバックアップは取っていないことを伝えると、一度、設定だけをリセットすることになった。設定アプリの一般からリセットを選び、「すべてに設定をリセット」を選択。これで、ほとんどん場合で事象が解消するという。

iPhone側の設定のリセットが終わったら、Apple Watchをペアリングして、先ほどと同じ順路でApple銀座を歩く。4階に戻ってアクティビティを確認すると、なんとムーブは反応していない!

つまり、iPhoneの設定のリセットだけでは、問題は解決しなかったということだ。バックアップを取っていないので、その場でできることはなくなり、帰ってからバックアップを取り、完全に初期化をしてみることになってGenius Barをあとにした。

iPhoneを初期化

家に帰り、iPhoneを初期化してみる。初期化が終わったら、初期設定まで終わらせてApple Watchをペアリングする。そして、少し動いてみた。だが、ムーブはやはり反応しない。

Apple Watchが悪くない。他のiPhoneでペアリングした場合はちゃんと動作することは、Genius Barで確認ずみだ。もしかしたら、本当にiPhoneがおかしくなったのかもしれない。

確認を終えたあと、今度はiPhoneでGenius Barに予約を入れた。

Genius Bar再び

土曜日の午前中にGenius Barに向かった。今回のGeniusは、問題はやはりiPhoneではなく、Apple Watchにあるのではと予想する。その上で、ちゃんと切り分けを行い、再入院する方向にしようと話した。

Geniusの指示にしたがって切り分けの作業を行うことになる。まず、Appleが用意したiPhoneにApple IDでログインした状態でテストを行う。テストは前日と同じように、4階から1階まで降りていき、1階を1周回る。2階に上がり1周回る。そして、4階に戻る作業だ。今回はGeniusが付いてきてくれた。並んで歩いているので、Genius曰く「ドラクエみたい」。まさに、その通りで階段を登るときに「ガッガッガッ」と言いたくなるぐらい。

ムーブが動かない。やはり、Apple Watchが原因なのか。

次に、Appleが用意したiPhoneにApple IDでログインをしない状態でテストを行う。

なんと、ムーブが動いた!

こうなると、iPhoneでもApple Watchでもなく、Apple IDが汚れているということになる。汚れたApple IDで何がいけないのかをしばらく試行錯誤していく。

ヘルスケアにリンクしているデバイスを消してみたり、フィットネス調整データをリセットしてみたりした。さらに、Geniusと一緒に設定を見直しているうちに、身長、体重の項目でおかしな状態を見つけたので、思わず声を上げてしまった。

「体重3kg?」

Geniusも気づき、目の前で自分の体重を入力する。そして、もしかしたらこれが原因ではないかという話になり、この状態でテストしてみる。今回は3階まで降りていき、ステージの後ろを往復してから4階に戻る。

ムーブが動いた!

原因は体重が3kgに設定されていることだった

というか、体重3kgの人ってカロリー消費しないんだね。何らかの原因で体重の設定が変更されてしまい、ムーブが動かなくなったという結論に達した。ここまで来るのに、この日だけで1時間40分の時間を使った。長い戦いだった。Geniusにお礼を言ってApple銀座をあとにした。

なぜ体重設定がおかしくなったか?

では、なぜ急に体重設定が3kgに変更されてしまったのか。もちろん、そんなバカな変更を自分で行うはずがない。よくよく考えてみると、体重計ではないかと気がついた。

家にアプリと連動する体重計がある。そして、その体重計はスペースの関係上、使わないときに上に物を置いている。それがたまたま反応し、たまたまアプリにデータが送られ、ヘルスケア経由で体重が書き換えられたのではないかという可能性がある。

起こったあとのことなので、確実にこれが原因というには弱いが、これぐらいしか考えられない。

まとめと気づいたこと

まとめとして、Apple Watchのムーブが動かなくなったら体重設定を見直してみようということだ。でも、これはさすがに気づかない。普通、変わると思っていなかったところが勝手に変わっているのだから。

次に気がついたことを挙げてみると、ひとつはリペアセンターはAppleストアと同じ診断プログラムを実行しただけで返送してくるということ。

初回、Apple Watchをリペアセンターに送ったとき、Apple銀座で診断プログラムを実行して問題なしの表示が出たことを確認している。その上で、さらに詳細な調査を行ってくれるのかと思ったけど、どうやら、そうではないようだ。結果的にApple Watchには問題はなかったけど、診断プログラムだけですべての問題が見つけられるとも思えない。ここはリペアセンターに改善してもらいたいところだ。

気がついたことふたつ目、Geniusの力量によって問題が長引いたり、すぐに解決したりするということ。

最初のGeniusは修理に出すしかないと判断、2回目のGeniusは別のiPhoneでどうなるかを調査した。3回目のGeniusは、別のiPhoneでApple IDでログインした状態としていない状態の切り分けまで行った。さらには、Apple IDに原因があるとわかったら、設定の削除だけでなく、設定内容に見直しまで行った。最初に3回目で出会ったGeniusに当たっていれば、リペアセンターに送る前に問題は解決したかもしれない。

もっとも、すべてのGeniusはすごく真摯に対応してくれた。この辺は経験によるところだと思う。今回のナレッジをぜひ共有してもらい、似たような事象で対応するときに活用してもらいたい。

気がついたこと3つ目、FGO(Fate/Grand Order)はiPhone XよりiPad第6世代で動かしたほうがサクサク動く。iPhoneを初期化する関係上、ゲームを一旦iPadに移した。引き継ぎIDを発行し、iPad側でゲームをダウンロードして引き継ぎIDを入力することで、ゲームのアカウントを別の端末に移すことができる。

CPUとしては、iPhone XはApple A11 Bionic、iPad第6世代はApple A10 Fusionと、iPhone Xのほうが新しい。ディスプレイの描画などもあるから、単純にCPUだけで比較はできないが、体感的にはiPad第6世代のほうがサクサクだった。この辺がゲームによって変わってくるかもしれない。

そんなこんなで、無事にApple Watchが正しく動作するようになった。設定の場所は以下の通り。

Watchアプリ→マイウォッチ→ヘルスケア

ここで右上の「編集」を押して体重を変更できるので、正しく設定すればいい。

[Amazon] Apple Watch Series 4(GPSモデル)- 40mmシルバーアルミニウムケースとシーシェルスポーツループ