JR佐貫町駅。内房線の単線区間にある島式ホームのこの駅の周囲はのどかな景色が広がっている。

周囲ののどかさからは想像がつかないかもしれないが、2018年までは特急が停車する駅であった。




駅を出るとすぐ目の前にある道路は国道465号。左側に国道沿いに歩いていくと左手に昔からあるパチンコ屋の廃墟を横目に進むと東京湾観音に向かう山道が見えてくる。大きな看板が見えてくるのでわかりやすい。

坂の入口には営業時間が書かれた案内板があるのがありがたい。ここから東京湾観音までは30分ほど坂道を歩いていかなければならないので、登りきって営業していませんでしたという事態を避けることができるようになっている。



山を登ってすぐに見えてくるのが廃トンネルである観音隧道。以前は通れたが現在は閉鎖されている。

山の入り口からそこそこ足に来る坂を登って30分ほどのところにあるのが東京湾観音だ。

東京湾観音は世界平和を願った宇佐美政衛によって建てられた観音像である。


昔は観音像の胎内に入るときにだけ拝観料を支払ったが、現在は敷地に入るときに拝観料を支払う。拝観料を支払う受付兼お土産屋を抜けると御手洗がある。



東京湾観音を下から見上げてみる。正面からの眺めは圧巻だけど、上側に回ると窓があるためちょっと痛々しい。


背面から胎内に入ることができる。以前はここに入るときだけ配管料が必要だった。中に入ると1階は参拝できるようになっている。




反時計回りの螺旋階段を登っていくと七福神や仏教にまつわる彫像が展示されている。作品は長谷川昴の作品で、作者や創始者の説明書きもある。仏教だけでなくキリスト教のマリア像もマリア観音として展示されている。マリア様の前にはお賽銭箱もある。



上のほうに登っていくと外側に抜けることができる通路もあり、そこから房総の眺めを堪能できる。安全のために全体に柵が張られている。


内部から鼻の部分も見ることができる。昔来たときには鼻の先端に鳥の巣があって、登って行ったときに鳥が鼻の穴から逃げていく姿を見たことがあったのですが、現在は鳥が侵入できないように対策されている。
さらに登っていくと最上階は天上界ということになっていて、観音様の首から上の姿と賽銭箱と記帳ノートと監視カメラがあった。

東京湾観音探訪を終えて佐貫町駅に戻ってきたところ、電車までの待ち時間のあいだに高校生のとき以来にマッ缶ことマックスコーヒーを飲んだ。久しぶりの練乳入りの缶コーヒーの甘さが冷えた体に染み渡った。





