長年、セイコーの懐中時計を愛用してきた。銀色で見やすいアラビア数字、蓋なしのシンプルな時計である。2009年10月に購入してから使い続けてきた。
当時はまだ痩せていてスリーピースのスーツを決めていたので、ベストのポケットに入れていた。普段着のときもパンツに懐中時計用のポケットがついていればそこに、そうじゃなくても普通のポケットに入れて持ち歩いていた。
Apple WatchがSuicaに対応してからは前ほど目にしなくなっていたけど、カフェでテーブルの上に置いていると、何かの作業をしているときでも、すぐ脇に目をやるだけで時間が確認できて重宝していた。ステイホームの時代になっても、作業をするデスクに置いておけば、すぐに時間を確認できる。
長い間、愛用していたけど、ついに電池交換をしてから2年持たなくなってしまった。15年目になろうとしているので、もうそろそろ寿命なのかなと。前回、電池交換したのが2023年4月なので1年2ヶ月である。
時計はクォーツ式で比較的に安い部類に入る。そして、メーカーも15年は部品を保存はしていない。オーバーホールで持ち直す可能性はあるけど確実ではない。これらを考慮すると、この時計自体は寿命なので、ここでお別れするしかないだろうと判断した。
今後も持ち続けようとすると新しい懐中時計を購入ということになるんだけど、同じメーカーで探してみると、あるはあるけどデザインが微妙に気に入らない。国内大手の別メーカーも見てみるけど、やっぱりデザインがちょっと好きになれない。気に入らないものを買うのは避けたい。
だから、懐中時計を持ちたいなと思っていても好きになれそうな時計がないのであれば、しばらくは懐中時計と距離を置いて過ごしてみるのもいいのかなと。
ステータスのひとつとして持つのであれば高価な機械式時計になるんだろうけど、実用重視で正確さがいいのであればクォーツ式になると思う。その上でクォーツ式でざっと見たところ、好きになれそうなものが現状で見つけられないのであれば、見つかるまではフリーでいていいかなと。
ということで、今後はApple Watchのみで行くことにする。
懐中時計を使わなくなってまだそんなに経っていないためか、いまでもふとデスクの脇に目をやる癖がある。そんなときに懐中時計を思い出すんだけど、その癖がなくなったとき、懐中時計はなくてもいいという考えになるのが、やっぱり恋しくなるのかは先になってみないとわからない。





