2024年2月20日に柏市が旧そごうの敷地を86億円で買い取ることで三井不動産と合意したそうで、報道によれば24年度中に契約を結んで、解体工事に着手し、26年度に更地として引き受けるとのことだ。
合意が19日だったため24年度当初予算案への計上は間に合わず、補正予算案に10億を盛り込み、残りを25年度、26年度に払い、8億円は国庫補助金を当てるとの報道があった。
1973年10月10日に開業し、水島そごうが破綻、2002年9月1日からはそごう柏店として名前を変更して運営されて、2016年3月8日に閉店が決定、2016年9月30日に43年間の歴史に幕を下ろした。
そごうの建物といえばやっぱりバブル期の建築物として注目に値するものだけど、今回は取り壊されるとのことなので、その前に見ておきたいと思い行ってきた。回転レストランなんて、象徴的なものだと思う。
回転レストランがある建物は閉鎖されていてすでに立ち入ることはできない。スカイプラザのほうはビックカメラが入っている。ビックカメラは有楽町そごう跡にも入っているので、何かとそごうと縁がある。
イッツ・ア・スモールワールドを奏でていた時計はすでに普通の時計となっている。なお、時間は正確に刻んでいるようす。
スカイプラザ方面への渡り廊下も残されている。これも取り壊されるのだろうか。
ダリアを模ったであろうそごう特徴の床タイルはあまり残されていないが、柏警察署柏駅前交番のところに残されている。
窓の形が特徴的でいかにもバブル時代の建築という印象を醸し出している。
階段は立ち入ることはできない。建築物内部のエスカレーターも止まったまま。エレベーターが動いている時代は柏駅方面の景色を眺めながらレストラン街に行ったりすることができたのだろう。
そごうの名残が垣間見える部分。入り口の上の屋根部分にロゴと「SOGO」の文字の跡が見える。
解体工事があることはすでに公開されているようで、2024年6月以降に人工芝エリアが閉鎖されるとのことだ。
古い建物がなくなっていくのは物悲しいものだが、こうして古い建物が解体されて新たなものができていく。こうして街は新陳代謝をしていくのだろう。