Safariのタブ表示には従来からある「セパレート」と新しく導入された「コンパクト」がある。「コンパクト」のタブはmacOS Montereyで導入されたが、使いづらいという批判から従来からあるタブも残ることになった。
でも、コンパクトタブはデメリットだけではないと思う。タブがアドレスバーの部分と統合されることにより、わずかではあるがブラウジング画面が広くなること。あと、見た目がかっこいいこと。
使いやすさも大切だけど、見た目がかっこいいってモチベーションが上がるし、意外に重要な要素だと思う。人によって何を重要視するかはそれぞれだけど、もしかっこよさを大切にしたいならコンパクトタブを使いこなすのもアリなのかなと思う。
コンパクトタブを使いこなすには、ちょっとしたコツがある。いままでと同じような使い方だと、使いづらいという思いが出てくるかもしれない。コンパクトになったぶん、それなりの機能を使いこなすの必要がああるのだ。
タブグループを使いこなす
コンパクトタブが導入されたときに同時に追加されたのが「タブグループ」だ。これはタブをグループにまとめておくことができる機能だ。これによって、表示されるタブの総数を減らすことができ、また作業に集中しやすくなる。
例えば「仕事」グループのタブ群と「趣味」グループのタブ群に分けたり、「調べ物」グループや「買い物」グループに分けたり、タブをグループに分けてブラウジングすることができるようになる。
コンパクトタブとタブグループは両方を使いこなして初めて威力を発揮する機能だと思う。
リーディングリストを使いこなす
Safariにはもともとリーディングリストという機能がついている。これはあとで読む機能がブラウザーに付属しているものだ。Pocketなどのあとで読むサービスを利用しなくても、Safariのリーディングリストを活用すれば、あとでじっくり読むウェブページを保存しておくことができる。
もちろん、Pocketのほうが記事を永続的に保存してくれたり、タグをつけて整理できたり機能が上だけど、簡易的にタブを減らしてあとでまとめてチェックしたいときなどに活用するすることができる。
YouTubeではあとで見るを活用する
気になる動画を見つけたときに新しいタブで開いておいて、順次見ていくという使い方をしている場合に有効なのが、YouTubeの「後で見る」という再生リストを活用することだ。
この再生リストはデフォルトのリストなので、「再生リストに保存」を経由しなくても、一発で保存することが可能なので、クリック数も少なくて済む。
「後で見る」に保存したものは普通の再生リストと同じように見ることができるので、あとでまとめて見ていくことが可能だ。