Appleのサービスを使うときにApple IDを作る。初めてApple IDを登録するときにメールアドレスを取得すると、icloud.comというドメインのアドレスが使えるようになる。

いまはicloud.comだけになっているけど、Appleからメールアドレスを取得した時期によって違うドメインも使うことができるようになっている。

iCloud:@icloud.com、@me.com、および @mac.com メールアドレスについて – Apple サポート (日本)

2000年に開始したAppleのiToolsというクラウドサービス(当時はクラウドなんて言葉はなかったけど)を登録した人に割り当てられたアドレスのドメインがmac.comだ。

このiToolsが2008年にMobileMeに置き換わる。MobileMeに初めて登録した人が使えるアドレスのドメインがme.comである。既存のユーザーもこのドメインを取得しているので、iToolsから登録していた場合はmac.comとme.comが使えるようになる。

2012年にMobileMeがiCloudに移行した。iCloudのアドレスはicloud.comとなり、既存のユーザーはまたも新しいドメインを手に入れる。これで、iTools時代からのユーザーはmac.comとme.com、icloud.comの3つのドメインが使える。

このようにAppleのサービスに登録した時点でどのドメインが使えるのかが変わってくる。ぼくはMobileMeのときにサービスに登録したので、me.comとicloud.comのふたつのドメインを同じユーザー名で使うことができる。

一見、ドメインが複数あるとややこしく感じるかもしれないけど、これが意外に便利なのである。例えば、同じウェブサービスのサブアカウントを作るときに、icloud.comをメインで、me.comをサブアカウントで運用することが可能なのだ。

あとAmazonみたいにamazon.comとamazon.co.jpでアドレスを分けておかないと微妙に不具合に遭遇しやすくなるようなときに便利なのだ1

どのドメインが使えるかは以下のAppleのサイトで確認することができる。もし、他のドメインも使えるのであれば活用を考えてみよう。

iCloud:@icloud.com、@me.com、および @mac.com メールアドレスについて – Apple サポート (日本)

  1. 日本のAmazonだけアカウントが別管理だけど、サービスによっては.comのほうと緩くつながっているので困ることがある。例えば、Amazon Payは本家でも日本でもサービスを提供しているが、日本の事業者はco.jpのAmazon Payを利用するようになっているけど、Amazon Payのログイン画面のURLのドメインが日本のAmazonでも.comだったりするので、アドレスを分けておかないと、ログインしたら.comのAmazon Payに移ってしまい、うまく決済できないことに遭遇したことがある。 ↩︎

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