新しくWi-FiルーターAterm WX4200D5を導入したのは以前の記事「ルーターを取り替え BuffaloからNECへ」で述べた。このルーターはWi-Fi 6であるIEEE802.11axから11ac、11n、11g、11a、11bに対応している。新しい規格でつなぐことができるならそれに越したことはない。しかし、使っている機器が古いと新しい規格に対応していないことがある。その場合は古い規格で繋ぐ必要がある。

Wi-Fiの規格については機器側が自動で判定して接続してくれる。新しいWi-Fiルーターは古い規格も対応してくれている。ただ、それだけではつながらないときがある。そんな場合はセキュリティーレベルを下げてあげるとつながることがあるので実施してみるといい。

今回、Wi-Fiルーターを置き換えてみてつながらなくなった機器があった。スキャナー ScanSnap iX500、ホットクック KN-HW24G、Kindle Oasis 第9世代がそうだ。

Wi-Fiルーター側のセキュリティーは設定できる中で一番高いもの「WPA2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES)」に設定していた。これは一番高いレベルのWPA3とWPA2の両方に対応しているということだから、基本的にはこれでいいはずだけど、これではうまくつながらなかった。そこでひとつ下の「WPA2-PSK(AES)」を選択したらうまくいった。

どうやら古い機器ではうまくセキュリティーの自動的な切り替えができないようで、ひとつ古いレベルに限定してあげるといいようだ。

このルーターはプライマリー、セカンダリーのSSIDが利用できるので、プライマリーは高いレベルのまま、セカンダリーのほうをひとつ下のセキュリティーに設定した。

関連投稿

Trending

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。