Wi-Fi中継機で隣の部屋でも
高速規格11ac(5GHz)で
快適なネット環境を!
自宅でルーター兼無線LANとしてバッファローのWXR-2533DHP2を使っている。このモデルはIEEE802.11acに対応しているので、高速通信を満喫している。
自分がいつもいる部屋に機器を置いているのだけど、家族がいる別の部屋には11ac(5GHz)の電波が届かない。しかたがないので、家族が使っているiPadやiPhoneには11n(2.4GHz)を設定している。サポートのために、家族の端末を操作して、インターネットを参照したり、アプリをダウンロードしたりすることがあるのだけど、体感速度がかなり遅い。
やっぱり、人は一度高速を味わってしまうと、それまで高速だと言われていたひとつ前の規格ですら遅いと感じてしまう。隣の部屋でも快適なネット環境を構築したいという思いから、Wi-Fiの中継機を導入することにした。
ここで、それぞれの電波の特性を整理しておく。
2.4GHzは障害物に強い。ただ、Bluetoothや電子レンジも使用している電波なので干渉しやすい。障害物に強いがゆえに隣の部屋でもちゃんと電波は届いていた。
5GHzは同一周波数を使用するものが少ないので電波干渉の心配はないものの、障害物に弱い。隣の部屋の窓際のほうに行くともう届かない。そして、高速規格である11acは5Ghzの電波を使っている。つまり、隣の部屋でも高速でネットに繋ぎたい場合は、電波が障害物で弱くなる前に強くすればいい。
購入したのは親機と同じメーカーであるバッファローの中継機WEX-1166DHP。壁のコンセントに差し込むタイプの中継機である。
セットアップはAOSS(AirStation One-Touch Secure System)に頼ろうとしたが、時間がかかる上にうまくいかなかったので、結局は手動で設定した。手動で設定する場合は、パソコンなどを中継機のセットアップ用のアクセスポイントにつなぎ、親機の情報を入力する。
設定を完了させてから、隣の部屋で親機にできるだけ近い空いているコンセントに設置。無事、隣の部屋の全域で11acで通信できるようになった。
なお、確実に中継機につなぐ場合は中継機のSSIDを、親機か中継機かわからない場合は親機のSSIDをiPad、iPhone、パソコンに設定しておくと、近いほうに接続してくれる。