辞書はただ意味を調べるだけのものではなく、語釈からいろいろと考えさせてくれる、そんなちょっと変わった辞書である新明解国語辞典の第八版が発売された。
第七版が2011年の発売なので9年ぶりの新版となる。書籍版とアプリ版の同時発売で、アプリ版は物書堂の辞書アプリ「辞書 by 物書堂」の中から購入できる。アプリ版は発売記念セールが2020年12月17日まで行われていて、3,300円のところ2,580円で買うことができる。
新明解国語辞典は語釈が他の辞書とはちょっと毛色が異なる。意味が他の辞書とは違う方向から解釈してあったり、一言多かったり。食べ物に関しては「うまい」とか書いてあって、思わず「それはあなたの感想ですよね」とツッコミを入れたくなる辞書だ。
なお、アプリ版のアクセントの音声データは昨今のウイルスの影響で収録が間に合わず、アップデートで追加されるようだ。
ぼくはもちろん書いましたよ、アプリ版。アプリ版のいいところは串刺し検索ができるところ。他の辞書と意味を比較しながら考えることができる。もちろん、第七版との比較も簡単にできるので、自分が調べた言葉が、版によって語釈が変わっているようすも簡単に調べられる。
辞書の楽しみ方は「国語辞典を複数持つのは楽しい」で紹介しているので、よかったら見てもらいたい。