AirPodsは使い方によっては、よりいい音で楽しむことができる。
普段、AirPodsを使うのはどんなときだろうか。おそらく、多くの人が移動中ではないだろうか。電車やバスなどの公共交通機関を利用するとき。あるいは通勤、通学で道を歩いているとき。
iPhoneに接続してお気に入りの曲を流しながら移動する。あるいはランニングやウォーキングなどのワークアウトのときに使っている人もいるだろう。AirPodsの使い方としては正しい使い方だ。
AirPodsで音楽を聴きながら何かを行う。音そのものを楽しむというよりかは、お気に入りの音楽をBGMとしながら何かを行うながら作業を主としている。音はそこまで気にしないし、外で使いことがほとんどなので、環境音などの外からのノイズが多くて、いい音で聴けているという状態ではないと感じることが多いだろう。
AirPodsはカナル型のように遮音性に優れているものではない。むしろ、安全性から外の音がわかるようになっている。外の音が聞こえて来る分、音楽が聞こえづらくなっていることもある。
そんなときに試してもらいたいことは静かなところで聴いてもらいたいことだ。
このことに気がついたのは深夜だった。音楽を聴きながらKindle読書をしようとしたときである。いつも部屋で使っているBeats Solo3というワイヤレスヘッドフォンを使おうとしたときに充電が切れていて、しかたがなくAirPodsでいいやと思って使ってみたときだ。
AirPodsから流れてきた音が、普段の音よりもいい音で耳に響いてきたので驚いたのだ。深夜の静かな環境で聴くことで、AirPodsの本来の音のよさを楽しむことができたのだ。びっくりした。AirPodsってこんなに音が良かったんだと。
前述の通り、AirPodsを使うシーンは外出先がほとんどだ。つねに外からのノイズが届く状態だ。曲の音とノイズが耳に届く状態に慣れていたので、深夜の静かな環境で曲の音だけを聴いたときに、ノイズがない状態の音に驚いたのだった。
だから、AirPodsを使っていて「やっぱりイヤフォンだし、ヘッドフォンじゃないからそんなに音はよくないよね」と思っている人は、深夜の静かなときに使ってみてもらいたい。AirPodsも案外音がいいよ。