実は最近、とある事情で日本橋にある病院に通っているんだけど、午前中に診察を受けると午後がまるまる空きになる。そこで、午後の時間を使って紅茶を飲むでもなくどこかに行こうかと思い立ち、東京駅から出ている鹿島神宮行きのバスに乗ってみようとバス乗り場に並んだわけだ。
鹿島神宮行きのバスはそれなりの本数が出ていて、待ち時間はそれほど長くはなかったけど屋内のバスターミナルではなく、東京駅八重洲南口の屋外のバス乗り場なので暑かった。とはいえ、発車10分前にはバスが来たので乗り込んで、そのまま鹿島神宮へ。
バス停は終点の鹿島神宮駅のひとつ手前の鹿島神宮で下車。東京駅から2時間ほど揺られてやってきた。降りたバス停は「鹿島神宮」と言えども、ただ鹿島神宮に近いだけの街中道路のバス停だった。鹿島神宮の前まで行ってくれるわけではなく、駅までの通り道で鹿島神宮に近いところにバス停を設定したような感じだった。



鹿島神宮のほうに歩いていくと庭を休憩用に無料開放しているお宅もあったりして、この辺の人は優しいんだなと感じながら歩いていく。鹿島神宮の入口に到着したものの、まずは遅めのランチをと思ってサクッと検索して行ったのが鈴章。
古くからあるお店のようで、調べたら創業明治30年とのこと。新仔うなぎを食べることができるということで鰻重を注文した。「いまは新仔うなぎだからおいしいですよ」と。その通り、おいしゅうございました。
子供のお客様に無料でかき氷を作ってあげていて、ぼくにも「よかったらどうですか」とお声がけいただき、さすがに大人が頼むのも図々しいかなとお断りしたら「代わりに」とお菓子をいただいた。鈴章さん、ありがとうございます。

食事も終えて鹿島神宮に向かう途中で鹿のオブジェが飾られていたのだけど、正面側がすぐ横に街路樹があってすごく見づらい。もうちょっと位置関係はなんとかならなかったのかしら。うしろ側のほうが道幅があって見やすい感じ。

巨大な鳥居を見上げる。この鳥居は東日本大震災のときに倒壊したあと、境内に自生する杉の巨木を用いて同寸法で再建されたものだとのこと。倒壊前の大鳥居は御影石で作られたものだそう。境内で切り出した杉を山形県のまで持っていって加工したとのこと。


楼門は寛永11年(1634年)に徳川頼房が鹿島神宮第宮司に、3代将軍徳川家光の病気が治るように祈願を依頼して、快方に向かったことからお礼として奉納したとのこと。浅草の水戸藩下屋敷で大工が切り組みしたものを船筏で運んで組み立てたもの。




楼門をくぐると本殿が見えてきた。案内板はHITACHIが提供しているようだ。本殿の正面には仮殿があった。本殿で参拝をしてから奥宮のほうに向かうことにした。




奥参道は奥宮まで300メートルほどあって5月には流鏑馬が行われる場所でもある。また、時代劇の撮影も行われたことがあったようで、ロケ地であったことを示す看板もある。いばらき森林浴の道100選No.67でもあるようだ。





奥参道の中間に行くか行かないかぐらいに鹿園の看板が見えてくる。鹿が怖がるから犬を連れてこないよう記された案内板を抜けると左手側になにやら荘厳な雰囲気を漂わせている岩が見えてくる。日本国歌の君が代に出てくるさざれ石である。
由来が書かれている石は太陽で反射して見づらかったからiPhoneで撮影して文章を読む。石灰石が長い年月、雨水で溶解して粘着力の強い乳状液が小石を凝結して大きくなって巌となったとのこと。
なお、鹿は檻の中で飼われている感じであった。




さらに進んでいくと奥宮が見えてくる。こちらでも参拝を済ませて、奥宮の脇を進んでいく。奥宮のちょうど裏手側に通路があり、真後ろでおじさんがGLAYの「たえ〜ま〜なく〜」の感じで腕を広げて何か気のようなものを感じているようだったので、帰りに人がいなくなった頃合いを見計らって立ち寄ってみたけど、特になにも感じることはなかった。
先に進んだところに要石が祀られている場所がある。ナマズを抑えているといういわれがある。




奥宮の脇道の坂を降りていくと御手洗池に出ることができる。ここは1日に40万リットルもの湧水があるそうだ。近くに売店に水汲用のペットボトルが売られていた。飲料水にする場合は煮沸するように注意書きがあるので、そのまま飲むものではなさそうだ。
帰りの坂道でひぐらしの声が響き渡っていてしばらくその場で聞き入っていた。



帰りに楼門を通るとき左右に顔のようなものが飾られているのを見つけた。





帰りは駅からバスに乗るために鹿島神宮駅までの道で気になった建物を撮影しながら歩いていった。昭和レトロっぽい建物を撮影して鹿島神宮駅へ。バスは10分も待たずに来た。今回乗ったバスは各席にコンセント型の充電スポットがついていてすごいと思った。最近のバスも充電できる設備はあるけど、大抵の場合はUSB Type Aで、最近のUSB Type Cでは使えないことが多い。そんな中にコンセント型を設置するのはさすがだなと思った。

バスで東京駅は行きとは違って八重洲南口ではなく日本橋口で降りることになる。東京駅に着いてから少しお腹が空いたので、資生堂パーラーでチョコレートパフェを食して帰宅した。





