東峰神社に京成スカイライナーで行ってきた

カテゴリー: , ,
東峰神社

間近で飛行機が見てみたい。ふと思い立って上野までやってきた。上野駅は長らく北の玄関口として機能してきて、ここから新幹線や常磐線特急、古くは寝台特急北斗星などが発着していた。現在でこそ新幹線も常磐線特急も東京駅まで来るようになってきて、さらには品川のほうまで行くようになったが、北に行きたければとりあえずは上野に向かうというイメージが自分の中ではまだある。

そんな上野駅を出て上野恩賜公園の西郷隆盛像方面に向かって歩いていくと見えてくるのが京成上野駅。京成線側の上野駅である。ここから空港へのアクセスが可能な電車が出ており、今回は京成スカイライナーに乗車する。京成スカイライナーは印旛日本医大から空港第2ビルまでのあいだを160キロで走行する日本で唯一の在来線である。過去にはホクホク線の特急はくたかが160キロ運転をしていたが、廃線後はここが日本唯一となってる。

京成上野駅のそばには川柳の原点『誹風柳多留(はいふうやなぎだる)』発祥の地の記念碑が建っている。宝暦7年(1757年)に浅草新堀端にはじまった川柳だけど、昭和2年(1765年)7月に呉陸軒可有(ごりょうけんかゆう)という人が17音で深い笑いのある句を選んで『誹風柳多留』として刊行したことにより17音の庶民文芸として確立されたとのこと。この辺りに『誹風柳多留』の版元である星運堂があったそうだ。

京成スカイライナーは1時間に3本程度は出ているので、行ってから予約を取っても十分に間に合う。3本に1本程度は途中の青砥と新鎌ヶ谷に停車する。青砥と新鎌ヶ谷では乗車できるドアを絞っていてすべてのドアが開くわけではないようだ。青砥では4号車と8号車、新鎌ヶ谷では4号車と6号車から。

全車指定席で乗るときは必ずライナー券を購入する必要があるのだけど、駅の窓口はかなり並んでいるので大人しくウェブサイトで購入。求められれば見せる必要があるけど、行きは見せることを求められることはなかった。

車体のデザインコンセプトは風、車内は凛。山本寛斎によるデザインで無駄を削ぎ落とした機能的で清涼な美しさを目指したとのこと。床は市松模様をアレンジして波を表現したとのことだけど、座席の端を見てみるとそこも波打っているようなデザインになっている。荷物棚の上にはプラズマクラスターなものが出る装置が有名なロゴ付きで動いている。

都内は緩やかに走っていくけど、千葉県内に入ると特急なりの速度で駆け抜けるようになる。しばらくして左手に見えてくるのがソーラーパネル群。これは成田新幹線建設予定地だった場所にSGET千葉ニュータウンメガソーラー発電所を作ったものだ。千葉ニュータウンから印旛日本医大まで続く。約10kmで日本最長のメガソーラー発電所とのこと。一般家庭4600世帯の電力を賄えることができるそうだが、なんか草がソーラーパネルの上のほうまで出ていて、本当に発電できているのだろうかと思ったりする。

ソーラーパネルは印旛日本医大まで続いているので、ソーラーパネルが終わった頃にモーター音が大きくなってどんどん速度が速くなっていく。時速160キロ走行区間である。線路の繋ぎ目を通ったときになるジョイント音のリズムも速くなっていく。新幹線ではない列車が時速160キロで通過する日本唯一の駅である成田湯川駅を通過する頃に空港第2ビル到着のアナウンスが流れる。なお、この成田湯川駅では日本でここでしかない青信号がふたつ点灯する「高速進行」の信号を見ることができる。かつてはほくほく線の特急はくたかでも運用されていた高速進行だが、現在はスカイライナーだけである。

空港第2ビル駅とスカイライナー

空港第2ビル駅のホームに降り立つ。スカイライナーを見送って空港のほうに足を伸ばして歩いていく。実は成田空港は20年以上前にグアムに行ったときに来たことがあるのだけど、そのときの記憶はほとんどないので、実質は初ぐらいの気持ちで臨んだのだけど、率直な印象だけど薄暗いなぁ。なんか、印象が昭和って感じがする。

一応、バスの本数的に成田市場から歩いて行ったほうがいいという目論見できていたので、空港第2ビルから成田市場に向かうバス停を探す。ただ、空港自体で迷いたくないので、たまたま立っていた警察官の方にバス停の位置を聞いてみると、上にあがるとバス停がたくさんあるから探してと。まあ、警察官にインフォメーション的なものと求めたらダメだったなと思いながらバス停を探してみるのだけど、まあわかりづらいわかりづらい。

なんとか到着して時刻表を検索してみると、次のバスまでかなり時間がある。改めて東峰神社まで行くルートを探し直すと、京成本線で京成成田まで行って、そこからコミュニティバスで東峰神社のすぐ近くのバス停である東峰で下車するのが時間的にちょうどいいことがわかった。急いで来た道を戻って、今度はスカイライナーではなく京成本線の電車に乗車。

京成成田東口を出て、またバス乗り場が微妙にわかりづらい。なんとかコミュニティバスのバス停に辿り着く。最初に通過したところだった。というか、バス停の前になんかおっさんが座り込んでいて詳しい情報が見られない状態になっている。再び戻ってきたときにはかなり人が並んでいる状態だった。

コミュニティバスは前乗り先払い方式で一律200円。バスに乗って東峰に到着。バスから降りるとき、歩道がなくてバスを降りたその場が道の端の草むらみたいなところに下ろされる。少し進行方向に歩くと東峰神社の看板が見えてくる。白い壁で覆われた道を歩いていくと到着する。

この神社はもともと航空黎明期の殉職者を祀るために現在の習志野市に建立されたもので、当時は航空神社という名であった。その後、建立者が東峰地区へ入植して航空神社が東峰に移されて東峰神社となった。

この神社は成田空港関係でいろいろあった関係上、公安がいて職務質問されることでも有名であったが、どうやら現在は公安は配置されていないようだ。

つくりは質素。地方の村にポツンとある土地神様を祀っている小さい神社のような佇まい。この神社の北側に滑走路があり、そこへ向かって離着陸があって神社の真上を航空機が飛んでいく姿を目撃することができるという場所だ。

そんな場所なんだけど、タキシング時のジェットエンジンを噴かす音は聞こえてくるのだけど、肝心の航空機本体が飛んでくるようすはない。しばらく待ってもなかなか来ないので、Flightradar24という飛行機の現在地をリアルタイムで追うことができるアプリを急遽ダウンロード。この場所、すごく電波が悪くてダウンロード完了に10分ぐらいかかったけど、アプリで調べてみたら、どうやらこの日は飛行機はすべて北から着陸しているようで、この滑走路から南側に向かって離陸するようすもなかったので、この日はダメだという思って諦めることにした。

待っていても無駄なことがわかったので帰ることにしたのだけど、バス停に来てみたらまあバスの時刻表はまあ絶望的。だから、成田市場から歩こうと考えたのだけど、帰りはせっかくだから空港第2ビルまで歩いて帰ることにした。

道の途中で私有地だから入るな的な物々しい看板が掲載されている場所がたくさんあり、成田空港闘争の爪痕を感じながら空港第2ビルまで歩いてきた。

空港内は冷房が効いてない場所もあり、なんだか昭和から施設が更新されていないのかなと思ったり、トイレの汚さに絶望したりして、成田空港自体はあまりいい印象を抱けなかった。

東京駅にある千疋屋のチョコレートパフェとアイスティー

帰りもスカイライナーで京成上野まで戻り、上野駅から東京へ。疲れたので千疋屋でチョコパ食べて帰った。

こすぶろをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む