2020年10月23日に発売のiPhone 12 Proの性能を確かめるべく、届いた翌日に猿島に行って撮影してきた。写真も撮るけど、どちらかというと動画に主眼を置いてみた。広角カメラやLiDERにより暗いところに強くなっているiPhone 12 Proでどのような絵が撮れるのかが楽しみだ。

軽くiPhone 12 Proの開封

猿島の前に軽くiPhone 12 Proの開封のようすを紹介してみたい。

まず、外箱が薄い。2020年10月14日のイベントの中で発表があった通り、環境への配慮のためEarPodsと電源アダプターが同梱されていない。だから、その分だけ外箱も薄くなっている。横にはiPhone 12 Proではなく「iPhone」とだけ書いてある。

開けてみてわかる薄さへのこだわり。蓋のほうに凹んだ部分がある。iPhone 12 Proのカメラの出っ張っている部分を少し凹ませることで、ごくわずかではあるが薄さに貢献している。中はケーブルとSIMスロットにアクセスするためのピンが入った取説だけ。

今回、本体周囲はステンレス。Appleによると「医療に使われるレベルのステンレススチール」となっている。この質感は結構好きだけど指紋はつきやすい。色はシルバーにした。iPhone 12 Proを買う人は、新色のパシフィックブルーを選ぶ人が多いと思うけど、やっぱりぼくはApple製品はシルバーかホワイトというイメージが自分の中で強くあり、それを大切にしたいと思ってシルバーを選んだ。

何かあると嫌なのでケースはすぐにつける。iPhone 5を持っていた頃は裸で使うのをよしとしていたけど、ここまで高額になってくるとやっぱりケースがないと怖い。今回は「MagSafe対応iPhone 12 & iPhone 12 Proクリアケース」を選んだ。

正直、意外にゴツいという印象。枠がかなり広めに撮られている。固めでハメづらかった。ちゃんとiPhone 12 Proを入れるまで何度かチャレンジした。AppleのMagSafeに関する動画を見ると簡単にピタッとくっついているイメージがあったけど、そんなことはなかった。あと、ポリカーボネートがツルツルしていて滑りやすい。

ボタン類は剥き出しではないので、ケースのボタンを押す感じで押しづらくなっている。押すときにかなり抵抗を感じるので、ケースは他にいいものが見つかったら変えるかもしれない。

セットアップはクイックスタートで簡単に済ませることができる。iPhoneを初めて買う人は使えないけど、前のiPhoneを持っていたり、iPadがある場合はクイックスタートが使える。前のiPhoneやiPadを近づけるだけで、設定が引き継がれる。

三笠ターミナルへ

猿島に行くために三笠ターミナルへ行く。京急を使って横須賀中央駅で下車、そこから徒歩で少し歩くと三笠ターミナルへ到着する。道はそれほど迷わない。

三笠公園があって、戦艦三笠が展示されているすぐ脇に三笠ターミナルがある。そこでチケットを購入して乗船する。

チケットは船の運航会社による往復の乗船料1,400円、横須賀市環境政策部公園管理課による猿島公園入園券200円。乗船時に通常だとちぎって入園券のほうを渡すのだけど、コロナの影響でセルフでちぎって、据え置きの箱に入れるシステムになっている。

ターミナルの待合所で軽食が販売されていて、朝食がまだだったのでみそから串を購入した。みそからは「特製味噌ダレにじっくり2日間漬け込んだみそ漬けからあげ」だそうで、カップ5個入りが500円、串に3つついて300円。あと、猿島わかめを練り込んだ猿麺のサンプルがついてきた。

土曜日のためか乗船口は意外に並んでいた。船は大きめできれい。新しめで椅子も十分なほどに用意されているので、座れなくて困るということはないけど、ほとんどの人は甲板に立って海の景色を楽しんでいる。

猿島上陸

船は10分ほどで猿島に到着する。かなり短い。

乗船後に案内図を確認する。歩いて回れるぐらいの範囲だけど、立ち入り禁止区域が多い。展望台や日蓮洞窟が立ち入り禁止、令和元年の台風で通行禁止の場所も多い。純粋に煉瓦造りの施設を楽しむという感じだ。観光だけでなく、釣りやBBQで来る人もいた。

煉瓦造りの部分は兵舎や弾薬庫となっており、トンネルの中にも司令部や弾薬庫がある。パンフレットによれば、煉瓦造りのトンネルは「愛のトンネル」と呼ばれているそうな。煉瓦はフランス積み(正式には「フランドル積み」というらしい)といい、説明板によると現存するのは富岡製糸場、米海軍横須賀基地内倉庫、猿島要塞、長崎造船所小菅ドックの4箇所のみとなっているそうな。

煉瓦造りのトンネルを抜ける砲台跡がいくつか剥き出しになっている。

広場は横浜から房総半島まで見える。ランドマークタワーや遠くのほうにスカイツリーも確認できた。

メンテナンスのためだと思うけど、こうして箒や塵取りがかけてあると、途端に生活感が出てくる。よく猿島はラピュタみたいだと言われているのをネットで見かけるけど、ぼくはあまりそんな感じはしなかった。

オーシャンズキッチンというフードステーションもあったけど、開店が11時からで1時間近く待つのはちょっと嫌だったので、猿島での食事は断念して帰った。

ぼくは朝一の9時30分発の船で来たけど、人は多いけどそれほどでもないかなと思っていたが、帰りに見た10時30分の便にはあふれんばかりの人だかりだった。かなり人が訪れる観光スポットなのだ。

iPhone 12 Proのカメラ性能

写真をいくつか掲載してきたが、編集なしで載せてある。ぼくは前の端末はiPhone Xだったけど、それと比べてきれいに写ってくれるなという印象を持った。カメラ性能やHDRの性能の向上によるものなのだろう。

動画に関しても、手持ちで歩きながら撮影したけど全然ぶれていない。ジンバルはもういらないんじゃないかと思える性能である。トンネルなどの暗いところは想像以上に明るく写る。かなりの性能向上を感じた。

一点、すごく気になるのがフレア、ゴースト。かなり載る。もちろん、カメラである以上はどんなにお高い一眼レフカメラ、お高いレンズでも発生するものではあるが、気になってしまうレベルで発生する。絵がきれいなだけに目立った少し残念な部分だ。

おわりに

写真を撮影していて、ぼくが使っていたiPhone Xよりもきれいに写ると感じることが多く、全体的に満足度の高い端末だ。何気に超広角は嬉しい。引いた写真を撮ろうと思ったら、いままでだったら何歩か下がって撮影しなくてはいけなかったけど、その場でレンズを切り替えるだけでいい。

iPhone 12 Proは買ってよかった。iPhone持って撮映に出かけたくなるような端末である。

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