コロナウイルスの影響による緊急事態宣言を受けて、テレワークの機会が増えている企業も多いと思う。自宅から会社のネットワークに接続するためにVPN接続で会社のパソコンにつなげるケースも多いだろう。その際に使うリモートデスクトップだが、実はローカルのパソコンとリモートデスクトップで接続している先のパソコンで、コピペやファイルのやり取りをすることができる。

デフォルトでコピペやディスクの共有の設定はオンになっていると思われるが、もしできない場合は設定を見直してみるといいだろう。

設定

手順は以下の通りだ。

  1. まずはリモートデスクトップを表示したら「オプションの表示」を選択。
リモートデスクトップ
  1. 「ローカル リソース」のタブを選択。
リモートデスクトップ
  1. コピペを有効にする場合は「ローカル デバイスとリソース」の枠の「クリップボード」にチェックを入れる。チェックが入っている場合はすでに有効になっている。ディスクの共有をする場合は「詳細」ボタンをクリックする。
リモートデスクトップ
  1. 詳細を開いたら「ドライブ」の中の「C」ドライブにチェックを入れる(下の画像では「OS」となっているが環境によって「Windows」だったりほかの名前が入っている。とにかく「(C:)」と表記のある部分にチェックを入れる)。チェックが入っている場合はすでに有効になっている。
リモートデスクトップ

以上の設定がされていれば、リモートデスクトップで接続した先とこちら側とでクリップボードを共有したり、ディスクを共有することができる。なお、共有するものの容量によって通信量が増えるので、通信量を抑えたい場合は無効にしておいたほうがいいだろう。

使い方

コピペは使い方は特に意識することなく、リモートデスクトップ先でコピーしたファイルや画像、テキストなどを接続元で張り付けるだけ。また、その逆も可能で接続元でコピーしたものをリモートデスクトップの接続先で張り付けることができる。

ディスクの共有の場合は、リモートデスクトップの接続先でエクスプローラーを開く。「PC」を選択すると「<接続元コンピューター名> の C」(<接続元コンピューター名>の部分には接続元のコンピュータ名が表示されている)というネットワークドライブが表示されているはずだ。そこにアクセスすると、接続元のCドライブのファイルにアクセスすることができる。

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