WordPress.comのお題に答えていくシリーズも13回目になった。今回はこれまでに見つけたもの、あるいは持っているもので一番素敵なものは何かという問いだ。
これまでに見つけたものとして一番を挙げるということは、やっぱり人生に大きく影響を与えたもの、与え続けているものをあげるのがいいだろう。
ぼくの場合はやっぱりパソコンかな。パソコンの学校にも行ったし、仕事もIT関係だし、趣味にも大きく関係している。これを挙げずして何を一番と言おうか。
学校ではプログラミングを学んで、ソフトウェアを開発する会社に入った。まあ、その会社はいわゆるブラック企業だったのだけど、そこでパソコンについていろいろ学べたことは確かだ。
最初にパソコン自体に触ったのは自分が学校に行ったときだけど、初めて身銭を叩いて買ったのは社会人1年目の冬。冬季ボーナスで当時30万円のGatewayのデスクトップマシンを購入した。このときのOSはWindows 98だ。いまでこそWindowsであれば10万円も出せばそれなりのものが買えるけど、まだこの時代はWindowsのマシンでそれぐらいした。
通信回線はアナログの電話回線でモデムを使って通信をする時代で、テレホーダイという特定の電話番号に対して23時から8時まで定額で通話できるプランを使ってインターネットに接続していた。もちろん、無線なんてない。チャットソフトを使って初めてオンラインで繋がった人と会話したときは感動したものだ。
インターネットもようやく広まり始めてきたときだった。実はインターネット自体に初めて出会ったのは、学生の頃で、学校の課題でWindows ワールドエキスポに行ったときだった。対企業が相手のブースが多い中で、Microsoftのブースでは他の企業と違って学生である自分を嫌な顔せずに対応してくれて、「ほら、この端末は世界中と繋がっているんだよ。好きな言葉を入れてごらん」とネットの世界を体験させてくれた。
パソコンを使うようになってインターネットで知り合った人と遊んだりしたし、フリーソフトを開発したりした。開発したフリーソフトはインプレスの記事で紹介されたり、さまざまな雑誌で紹介されたこともあった。
そんなこんなでパソコンではいろいろ遊べたし、インターネットはいまやなくてはならないインフラとなっている。
そういう意味でパソコンは自分にさまざまな影響を与えてきたものだし、一番素敵なものと言ってもいいかなと思っている。
いまではWindowsからMacに使っているOSは変わったけど、それでもパソコンは毎日触っているし、調べものをしたり、Photoshopなどで写真を加工したり、たまにはPremiere ProやAfter Effectsで動画の編集を嗜んだり、もちろんこのブログの記事を書いたり、デザインの編集だってパソコンでやっている。
日常の何気ないことからクリエイティブな活動まで、いまのぼくにはなくてはならないものだ。