iPhoneを見分ける方法はいくつかある。一番確実なのはモデル番号を確認することだが、外見でもある程度の検討はつけられるので、それを紹介していこう。

ホームボタンの有無

ホームボタンのありなしでiPhone X以降か、iPhone 8以前かを見分けることができる。ホームボタンがなくなったのはiPhone Xから。認証方法も指紋を使うTouch IDから、顔の凹凸を判定するFace IDに変更された。ドットプロジェクターでユーザーの顔に目に見えないドットを照射し、赤外線カメラでドットパターンを読み取る方式である。

ホームボタンなしiPhone X以降
ホームボタンありiPhone 8以前

背面レンズの形状

背面レンズの形状によってもある程度は見分けることができる。形状は3種類で、縦長、横長、丸のいずれか。縦長なのは、iPhone X以降のハイエンドモデル。横長はiPhone 8以前のハイエンドモデル(iPhone 7 Plus、iPhone 8 Plus)。丸はiPhone 7か8のエントリーモデル(iPhone 7、iPhone 8)、もしくはiPhone SE、iPhone 6s以前のモデルとなる。

縦長iPhone XS、iPhone XS Max
iPhone X
横長iPhone 8 Plus
iPhone 7 Plus
iPhone XR
iPhone 8
iPhone 7
iPhone SE
iPhone 6s Plus、iPhone 6s以前のモデル

大きさ(サイズ)

本体の大きさ、つまりサイズでもある程度は見分けることができる。サイズも3種類で、すごく大きい、そこそこ大きい、小さいだ。すごく大きいのはPlusとかMaxとか名前がついている。小さいのはiPhone SEか5s以前のモデルだ。

すごく大きいiPhone XS Max
iPhone 8 Plus
iPhone 7 Plus
iPhone 6s Plus
iPhone 6 Plus
そこそこ大きいiPhone XS、iPhone XR
iPhone X
iPhone 8
iPhone 7
iPhone 6s
iPhone 6
小さいiPhone SE
iPhone 5s以前のモデル

その他

前の3要素を見ればある程度の判別は可能だ。その他として、背面本体の素材がアルミかガラスか、上部と下部にプラスティックの部分はあるか、プラスティックのラインはあるか、色は何色かを見ることでも検討することはできる。もっとも、上の3つの要素で判別できなければ、モデル番号を見てしまったほうが早い。

最近のもので見分けがつきにくいモデルとしては、iPhone XSとiPhone X、iPhone 8 PlusとiPhone 7 Plus、iPhone 8とiPhone 7。なお、iPhone 8シリーズとiPhone 7シリーズは、カバーがなければ背面がガラスかアルミかで見分けられる。ガラス背面がiPhone 8シリーズ。iPhone XとiPhone XSは、底面のスピーカーのところにアンテナの線が入っているのがXS、入っていないのがXだけど、遠目からはわからない。

古い機種だとiPhone 6sシリーズとiPhone 6シリーズが見分けにくい。というかほぼ無理。背面に「s」の刻印があるかどうかぐらいだけど、カバーがあるなら見た目で判別は不可能。iPhone 7とiPhone 6s、iPhone 6は、プラスティックのラインがあるかないかで判別できる。プラスティックのラインがないのがiPhone 7シリーズ。こちらもカバーがあると見分けられない。ただ、iPhone 7からホームボタンが物理的に沈むのではなく、タッチセンサーによる感圧式に変わったので、使い込んでいる場合、ホームボタンがよれよれになっているのがiPhone 6だろう。

モデル番号

最終的にはモデル番号を見るのが一番だ。「設定」画面の「一般」の中にある「情報」から「モデル番号」を確認できる。この方法のデメリットは、iPhoneが使える状態で「設定」画面を見られることになっているのが条件であることだ。壊れて動かない場合とかは、本体に書いてある番号を見るしかない。

そして、本体でも確認はできるけど、これも機種によって調べられる場所が異なる。iPhone 8以降のモデルはSIMトレイを引き出して、トレイの上部に書いてあるのを確認する必要がある。iPhone 7以前は本体の背面に書いてある。

iPhone、iPad、iPod touch のモデル番号を調べる – Apple サポート

モデル番号をウェブで検索すれば、どのモデルかが判別可能だ。

どうしてもわからない場合

ここまで見てきたけど、どうしてもわからない場合、そして友達とかから「このiPhoneのモデルは何?」と訊かれて答えなくてはいけないときは、次のように答えよう。

「このiPhoneは5もしくは5s、SE、あるいは6か6sシリーズ、7か8シリーズの場合もあり、X以降の可能性も否定できない」

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