蕎麦屋で一杯
とある平日の昼下がり、築地にある蕎麦屋「築地さらしなの里」で一杯。多くの人が仕事中であるこの時間帯に、ひとり蕎麦屋で飲む幸せをかみしめながら過ごした。

店に入ってまずは一杯。日本酒は「鶴の友 上々の諸白」(大吟醸)を注文。香りはフルーティー、口に含むと優しくまろやか。トロッとしか感じで喉の奥に入っていく。ほんのり甘くて飲みやすい。

そば粉本来の味を楽しみたければそばがきを頼んでみることだ。ここのそばがきは通常盤は大きく2、3人向けだというので小を注文。小でも結構大きい。タレにつけていただく。

玉子焼。蕎麦屋といえば玉子はやはり頼んでしまう。
入店したのが11時半ぐらいだったため、飲みながらのんびり過ごしていると、ランチの時間帯に入り、スーツ姿のサラリーマンの姿もちらほら。そんな仕事中の人たちをよそ目に、のんびりと酒を飲む優越感は贅沢そのもの。たまの休みの日には、こういう過ごし方もいいものだ。

十割蕎麦である「生粉打ちそば」もあったが、「さらしなの里」という名前の蕎麦屋なので、締めには「さらしなそば」を注文。白い綿を堪能して蕎麦湯をいただく。
平日に休みを取った贅沢を十分に味わい、店をあとにした。