気がつくと尻に濡れた感覚と左足に痛みを感じる。2025年9月16日の21時にそれは発生した。風呂の掃除をしていて思いっきり転んだのだ。そのときに足をエプロンにぶち当ててエプロンが割れてしまった。足の裏もパックリと傷が開いて、ティッシュと多量の絆創膏で処置したあと、痛い足を引き摺りながら薬局まで行って、大きい傷が治るキズパッドやら包帯やらを買ってきて処置する。


足の傷は治るけど割れたエプロンは何もしなければ直らない。リクシルオーナーズクラブで部品を探せるんだけど、当然のことながらエプロンなんて大きめのものは見当たらない。

割れたエプロンはどうにもならないのかもしれない。一応、管理人に相談してみることにしたら、修理できるかもしれない業者を紹介してもらった。

業者との電話のやり取りで、壁なら塞ぐことはできるけどエプロンはちょっと無理ということで、結局は管理会社のリフォーム部門への取り次ぎとなってしまった。
見積もりで一悶着
リフォーム部門の人が来て浴室の寸法を測っていく。大体の費用感を聞いてみると100万以上はかかるとのこと。また、浴室換気は付け替えとなるとのこと。なぜだか知らないが、前のものが使い回しができないようだ。
エプロンだけなんとかできないかを平行でメーカーに聞いてくれるようなので、ユニットバスごと取り替えたときの費用と合わせて見積もってもらうことにした。
そうやって採寸を終えてから1ヶ月以上が経過した。担当者からの連絡はない。いくらなんでも風呂の見積もりで1ヶ月以上かかるものなのか。電話連絡の前にもらった名刺のメールアドレスに見積もり状況はどうですかと送ってみたけど、返事がないので電話連絡することにした。
そこで、まずいきなりリフォーム部門に問い合わせるのではなく、管理室の窓口となっているマンション部門に問い合わせることにした。
質問は「風呂の見積もりはどれぐらいの期間がかかるのか」ということ。見積もりがメーカーに依頼して1ヶ月ぐらいかかるのであれば、まったく連絡がないのはひどいが、まあ仕方はないかなという気持ちになる。これが1週間ぐらいで見積もりができて放置されているのであれば完全に忘れていることになる。
ところがケースによって異なるのでなんとも言えないからリフォーム部門に取り継ぐときたので、これまでの経緯を話して、リフォーム部門から1ヶ月以上音沙汰ないことを話した。連絡がないことも含めてリフォーム部門から回答させるということで電話を待つとすぐに折り返してきた。
リフォーム部門からで、採寸に来た担当者が休みなので来てから連絡させるということだったので、連絡をよこさない担当者ではなく別の方にお願いしたいことを話すと、上司に話してから連絡するが、上司も出払っていて連絡は翌日になるとのこと。
翌日に別の担当者から連絡があって、今後は自分が担当するということと、前の担当者から状況を引き継いで連絡するとのこと。
2日後の月曜日に連絡があってすぐに見積もりを持ってきてくれた。新しい担当者の名刺には「店長」の肩書きが書いてあったので、上司本人が来たようだ。
見積書と別紙としてメーカーのサイトのおそらくだけど業者向けのオプション選択画面のプリントアウトをもらったので、見積もり自体はすぐに書ける印象だった。別紙のオプション選択画面のプリントアウトには〇〇様邸(〇〇はぼくの苗字が入る)、現場番号とプラン番号が貼っているので、業者向けにそういうサイトが用意されているのかもしれない。
メーカーはタカラスタンダード
採寸に来たときに参考資料として持ってきたカタログはリクシルだったけど、見積もりとして出てきたのはタカラスタンダードだった。疑問に思ったのと、いまの風呂がリクシル(旧INAX)ということもあったので聞いてみたら、ショールームが近くにあるので見てもらう場合に対応しやすいとのこと。
タカラスタンダードのグランスパというシリーズである。本体価格が673,000円で工事費用込みで 1,339,600円、税込で1,473,000円也。ネットの記事や動画を調べてみると、他社と違ってサイズが細かい刻みになっていて、たいていのサイズに対応できるそうなので、この点もタカラスタンダードになった理由に思える。採寸時にマンションだと規格品がなかなか合わないという話だったので、合わせやすいメーカーになったのかもしれない。
ネット情報によるとタカラスタンダードの特徴としてホーローの壁で汚れが付きづらいというのがあるようだ。ホーローだと塩素系洗剤が使えないと言われているけど、2回目のメーカー下見のときに来たタカラスタンダードの人曰く、「大丈夫ですよ」とのこと。ただ、「つけっぱなしにしないでちゃんと水でしっかり洗い流してください」とのこと。「洗い流さないで跡が残ったということがあった」とのこと。掃除は頻繁に行うほうだし、洗剤をつけて洗い流さないなんてことはないので、長い時間のつけ置きを注意すればまあいいだろう。
ぼくはシンプルなのが好きなので、余計なものは付けずに標準的なものだけにする。ウェブサイトの売り文句を見ていると肩包み湯とかマイクロバブルのうるぽか湯とか付けられるみたいだけど、ぼくは掃除とか故障率とかが気になってしまうタチなので付けない。
どんなものでもそうだけど、機能が増えれば部品点数が増えて、その分だけ故障ポイントが増えるので故障率も上がると思っている。だから、機械物はなるべく単機能でシンプルが理想的だ。部品点数が多いとメンテナンスも大変だ。同じ理由でシャープのホットクックは使わなくなってしまった。だって、洗うユニットが多いんだもん。
標準的な仕様でまとめてもらい、端数の値引きがあって1,450,000円で契約。11月中に工事することが決まった。
工事で銭湯に通う

工事期間中は当然ながらお風呂に入ることができない。そこで銭湯に通う必要があるのだけど、近くに銭湯がなく、一番近いところでもバスで通わなくてはいけないレベルの遠さだ。しかも、バスの本数はそれほど多くはない。夜遅くになるとバスもなくなってしまう。
しかもリフォーム部門の担当者が余裕を持ったスケジュールで工事日程を組んで、予備日が1日半も入っていて、しかも仕事の都合で家にいないときは工事できないので、在宅時に工事をしてもらう必要があり、銭湯に通う期間は15日間という長さになった。

ただ、最初は行くのが面倒であったけど、銭湯に入ってみるとジェットバスに使ったりと何気に和んだり、コーヒー牛乳を飲んだり、銭湯を楽しむことができたのではないかと思う。雪印のコーヒー、フルーツ、いちごを楽しんだ。
浴室交換工事
解体工事は1日で終了。解体業者は初日だけ。初日と2日目に水道の工事があり、しばらく時期が空いてメーカーによる浴室設置の3日目と、その翌日の4日目に仕上げとして水道工事、電気工事、入り口のドア枠と壁と壁紙の工事があった。
いろいろな分野の職人さんが出入りして担当の工事を仕上げていく。コンクリートの壁に直接、施工の情報や次の業者へのメッセージを残したりするんだなとか、大工さんってやっぱり耳に鉛筆を挟んでるんだなとか、いろいろ見ていて普段は触れない文化に触れた感じだ。
新しい浴室

仕上げの工事も終わり、ようやく家でお風呂に入ることができる状態となった。やっぱり、お家でお風呂に入れるって最高だと思った。好きなだけ入っていることができるし、Kindleを持ち込んで読書をしながら入浴するという幸せが戻ってきたわけだ。
新しくてきれいで気持ちがいい。銭湯のように周りに人がいないので、誰に気を使うわけもなくゆったりとお風呂に入れる。入浴ってやっぱり素晴らしい。
おわりに
意図せぬとはいえ風呂を壊してしまったことがきっかけとなったけど、新築のマンションで入って20年以上経ったところで交換となったので、まあちょうどよかったのかもしれない。水漏れなどで下の階などに迷惑をかける前に別の理由で交換ができたことでよしとしておこうと思った。





