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Day Oneがバージョンアップ(5.0) ActivityがToday(今日)に

Day Oneアプリ
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ジャーナルアプリ(日記アプリ)のDay Oneがアップデートした。バージョンが5.0となる今回のアップデートでは、「アクティビティ」(Activity)の部分が「今日」(Today)に変更になった。UIの文言が変更になったので、アップデート内容をスルーしていると、いままでのActivityはどこにいったんだと迷うことになる。

変更点

「アクティビティ」(Activity)の部分が「今日」(Today)に変わった。

以前のバージョンでは「+」ボタンをタップして表示されるActivityと書かれていた部分にはToday(日本語だと「今日」)と書かれている。機能はActivityよりも多い。Activityでは端末や写真の位置情報と滞在時間が表示されていた。

Today(今日)では、その日の投稿と場所(位置情報と滞在時間)、その日の過去年の投稿が選択できる。

主なアップデートはこんなところ。細かい部分ではPDFエクスポートを細かくカスタマイズしたり、CSVエクスポートができるようになったり、Apple IDでのサインインに対応したりしている。

おすすめポイント

Day Oneのいいところは、過去の日付も指定できること。日記をつけ忘れたりした場合でも、前日以前の日付で記事を書くことができる。写真があれば、写真のEXIFから日付を割り出してつけてくれる。このアプリは2011年にリリースされたものだけど、ぼくは自分がパソコンやEvernote、OneNoteなどに保存してあったそれ以前の日記も移行した。だから、ぼくのDay Oneには2004年4月19日からの記録が残っている。

「On This Day」を選択すればその日の過去何年も遡ることができる。5年前の記事を見ることだってできるのだ。

また、記事の投稿の日時が記録され、さらにはそのときの天気、月相、エントリーに使ったデバイスとOSのバージョン、再生中の音楽、歩数などが記録される。投稿時のあらゆることが記録されるので、振り返ったときにいつ、どんな状態で、自分がどんなことを思ったのか、どんな考えがあったのか、何があったのかを詳細に確認することができる。

こんな使い方をしている

ジャーナルアプリは使い方はいろいろ、人それぞれある。ただ、どんな使い方をすればいいのか、このアプリを使って何を記録すればいいのか迷ってしまう人もいるだろう。ぼくの例をとってどんな使い方をしているのかを説明しようと思う。真似してもいいし、例から新しい方法を考えてみてもいい。参考になれば幸い。

写真を撮るだけで食事ログ

食事をするときに1枚写真を撮っておくだけで食事ログを作ることができる。DayOneは日時と場所を保存してくれるので、写真を1枚撮っておけば写真内に記録された情報からいつどこで何を食べたのかを残せる。タグをつけることができるし、ジャーナルを分けることもできるので(日記帳をジャンルごとに用意するイメージ)、日記をつけつつ食事ログだけを管理することもできる。

店のようすなども書いておけば次の行動の参考になる。例えば、隣の人がコーラを頼んで瓶で出てきたことを記録しておけば、次に行ったときはコーラを頼んでみようと予定を立てることもできる。だって最近、瓶コーラって珍しいよね。

ぼくは写真のほか、検索しやすいように簡単な食事内容をテキストで書いている。また食べたときに感じたことを書くこともある。店で注文したもので、おいしかったからまた食べに行きたいとか、まずかったのでここはもうない、とか。量が多かったとか少なかったとか。最近は飲み過ぎかなと感じたとかも残している。

食べたあとに気持ち悪くなったとかを残しておくと、のちに同じような不調を感じたときに、写真の食材の内容からアレルギーの可能性があるものを特定することができたり、自分の体に合わない食べ物を見つけて避けるように行動を変えることも可能となる。

なお、カメラで場所を記録するにはカメラアプリの位置情報の取得を許可しておく必要がある。「設定」アプリの「プライバシー」から「位置情報サービス」を選択して「このAppの使用中のみ許可」にチェックしておこう。

買い物記録

買ったものを写真に撮って投稿しておけば、その日にどんな買い物をしたのかを振り返ることができる。

購入品を記録しておけば、それをいつどこで買ったのかを見返すことができるので、再び欲しくなった場合にどこで買えばいいのかをすぐに検索することができる。消耗品を記録しておけば、どれくらいの頻度で買っているのかなども分析できる。

出来事や考えたこと

その日あったことを簡単に書いたり、そのときに考えたこと、こんなふうに思ったなどを書いていく。数年後に振り返ったときに、このとき自分はこんなことを考えていたのかとわかる。それを見て「成長したな」とか「このときのほうがいまの自分よりも充実していたな」とかを想いにふけっている。

自分の成長の過程を見ることができるので、何かを継続している場合はモチベーションの維持につながることだろう。筋トレをしているであれば腹筋を撮影して変化を確認できるし、絵を描いているのであれば、上手くなっていく過程を記録できる。

観賞作品の感想

観た映画や読んだ本の感想を書いておく。内容の概要と自分が感じたこと、考えたことを残しておくと、人に紹介したいときにあとで振り返ってみることができるし、作品を見返したときに、過去にどんなことを感じていまどうなのかとか、何度も見てみて、こんなことに気がつくことができたとか、作品を深く掘り下げることができる。

ぼくは観たものすべてを記録するのは大変なので、いいなと思ったものを記録するようにしている。本と映像作品はジャーナルを分けて記録している。特にタグをつけたりしていないけど、ジャンルなどでタグづけすれば、自分がどんなジャンルが好きなのかとか、ジャンルが偏っているから違うジャンルの作品を見てみようなどの振り返りができる。

嫌なこと、ネガティブなこと

嫌なこと、イライラしたこと、ムカついたこと、ひどい仕打ちを受けたことなど、自分の中に抱えているとそれがストレスになって、さらにイライラやむかつきの原因になる。そんなことはアウトプットすることで吐き出してすっきりするほうがいい。

でも、そういったネガティブなことをTwitterやFacebookに書いてしまうと、見た人を嫌な気分にしてしまうし、場合によっては炎上のネタになることもある。そうすると多くの人に迷惑をかける可能性も出てくる。ネガティブな感情はできるだけ公言したくはない。

そんなとき、自分しか見ることができないからジャーナルアプリに書いていく。アウトプットすることですっきりするし、ネットに公開されるわけではないので、自分の中だけで嫌なことを消化できる。

おわりに

Day Oneはすごくおすすめのアプリで、無料でも使うことができる。プレミアム版は7日間のお試し期間がある。プレミアム版だと他のデバイスとの同期や、写真や動画の枚数が増えたり、Instagramのインポート、IFTTTを使った同期、メールからの投稿などを使うことができる。サブスクリプションモデルで年間支払いだけど、料金はちょっとお洒落な日記帳を買うぐらいなので、気軽に契約できると思う。

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